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八郎潟文学誌
高橋 秀晴
著
発行年月 |
2024年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
254p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784870226166 |
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商品コード |
1038369766 |
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NDC分類 |
910.26 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年06月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038369766 |
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著者紹介
高橋 秀晴(著者):高橋秀晴(たかはしひではる)
1957年、秋田市生まれ。早稲田大学卒業、上越教育大学大学院修士課程修了。秋田県立秋田南高等学校教諭、秋田工業高等専門学校助教授等を経て、現在、秋田県立大学教授兼副学長。日本近現代文学専攻。
著書に『七つの心象/近代作家とふるさと秋田』(秋田魁新報社、2006年)、『秋田近代小説・そぞろ歩き』(秋田魁新報社、2010年)、『出版の魂/新潮社をつくった男・佐藤義亮』(牧野出版、2010年)、編著に『『種蒔く人』の射程―一〇〇年の時空を超えて―』(秋田魁新報社、2022年)、共編著に『東北近代文学事典』(勉誠出版、2013年)、など。
内容
詩情豊かな文学散歩へ、読者を誘う。
自然、歴史、生活、そして詩情。頁をめくるごとに立ち現れる新たな文学空間。
かつて日本第二の面積を誇っていた湖、「秋田県・八郎潟」。その豊かな自然や風情が鎌倉時代から昭和時代の文人墨客を呼び寄せ、数々の文献に記された。昭和の後半以降は世紀の大事業といわれた湖の干拓によって新たに生まれた「大潟村」が近代作家の作品の舞台となる。
筆者はこれらを網羅的に読み直し、未知なる八郎潟の魅力を探った。本書では史書(吾妻鏡)と28人の文人・作家合わせて29件を取り上げた。(菅江真澄、イザベラ・バード、石井露月、井上光晴、高井有一、司馬遼太郎...他)原文の引用を各回の中心に据えて、文章の味わいや時代の色合いが堪能できる。筆者の解説も添えられており、詩情豊かな文学散歩の旅へと読者を誘う。
各項目ごとに独立した内容となっており、どこから読み進めても興味深い。
本書は、かつての大湖や周辺地域、作品・作家に想いを馳せる創造的な時間が、地域の未知なる魅力・発見の旅であることを教えてくれる。