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大陸の誕生~地球進化の謎を解くマグマ研究最前線~(ブルーバックス B-2259)
田村 芳彦
著
発行年月 |
2024年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
286p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/理工学/地球科学/地質学、鉱物学 |
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ISBN |
9784065352496 |
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商品コード |
1038370858 |
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NDC分類 |
458.15 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年05月4週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2024/05/05 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038370858 |
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著者紹介
田村 芳彦(著者):1961年、石川県生まれ。博士(理学)。国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)海域地震火山部門上席研究員(シニア)。岡山大学固体地球研究センター中核的研究機関研究員、金沢大学理学部助手、JAMSTECの主任研究員を経て現職。専門は火山学、岩石学で、おもにマグマの成因を研究している。研究船、無人探査機、有人潜水艇などを用いて海底火山の調査に従事してきた。小笠原諸島に属する西之島の研究にもとづき、「新たな大陸は海から生まれる」と提唱した2019年の論文で、2023年日本地質学会Island Arc Awardを受賞。趣味はサッカーとテニス。
内容
地球の大陸は謎だらけ。そもそも地球にはなぜ大陸があるのか? そんなことすらわかっていなかった!
【海の惑星? いやいや、大陸の惑星】
地球の大きな特徴として「海」が挙げられる。地球表面の多くの部分を液体の水が覆っている。カラカラに渇いているお隣の惑星(火星や金星)とは大違いだ。
逆に見れば、地球には海に覆われていない場所(陸)がある。じつは、岩石学的には、この「陸」こそが地球の特徴である。
地球表面を構成する岩石は、海洋底と陸で明確に異なる。火星や金星の表面を覆う岩石は、地球の海洋底の岩石と同じ「玄武岩」。地球の陸地を構成する「安山岩」は、火星や金星には存在しない。ほかの惑星には存在しない安山岩に、地球表面の3割が覆われている。
地球にはなぜ安山岩があるのかーー? これが、本書が挑む最大の謎である。
【マグマをめぐる冒険】
地表の岩石はすべて、マグマが冷え固まったもの(火成岩と総称される)。マグマの大部分は、地下の岩石(マントル)が溶けたもの。したがって問うべきことは、「安山岩をつくるマグマはマントルでどのようにして生じるのか?」となる。
火成岩研究をライフワークとする岩石学者の「マグマをめぐる冒険」へご招待! わたしたちの大陸についての知識が大幅にアップデートされること間違いなし。
【おもな内容】
序章 岩石学者なのに“海の研究所”に入ってみた
第1章 大陸とは何だろう?:地球の層構造を知ろう
第2章 地殻の材料はどうやって生まれる?:マグマの生成条件を知ろう
第3章 大陸地殻の材料はどこでできる?:安山岩マグマの生成条件を知ろう
幕間章 溶けるのか、溶けないのか?:岩石の融点について熱力学で考えよう
第4章 西之島は大陸の卵か?:大陸生成モデルを検証しよう
第5章 最初の大陸はいつできたのか?:40億年の歴史を復元しよう
終章 岩石学者が大陸と生命の起源を考えてみた