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パレスチナ和平交渉の歴史~二国家解決と紛争の30年~

阿部俊哉  著

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価格 \4,400(税込)         

発行年月 2024年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 347p,31p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/中東史
ISBN 9784622097068
商品コード 1038373755
NDC分類 227.9
基本件名 パレスチナ問題
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2024年06月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038373755

著者紹介

阿部俊哉(著者):(あべ・としや)
1968年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科国際政治学専攻修了。1993年国際協力事業団(現 国際協力機構)(JICA)入社後、企画部パレスチナ担当を経て、1998年にパレスチナ事務所の立ち上げに関わり、3年間赴任。2007年に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)本部に出向し、上級開発担当官として人道と開発の連携を担当。2019年1月から2023年2月までJICAパレスチナ事務所長を務めた。現在はJICA評価部部長。東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。著書『パレスチナ――紛争と最終的地位問題の歴史』(ミネルヴァ書房、2004年)。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

内容

1948年のイスラエル建国以来、イスラエルとパレスチナの間には紛争が絶えない。一方で90年代初頭から両者は二国家解決を目指してなんども和平交渉を試み、失敗をくり返してきた。しかしその交渉は2014年4月を最後に途絶える。以来、国際社会はこの問題への関心を急速に失い、イスラエルとアラブ諸国の接近はパレスチナを置き去りにするかに見えた。この状況は2023年10月7日、ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃で一変した。
イスラエルとパレスチナの歴史を振り返れば、暴力は問題を少しも解決しなかった。和平交渉も膠着を打開できなかった点では同じだ。しかし、お互いが聖地とする限られた土地に隣人として生きるイスラエルとパレスチナには、武力による決着ではなく、なんらかの共生しか道はない。
本書はイスラエルとパレスチナの和平交渉について、その30年にわたる経過を客観的かつ丹念に跡づける。和平を目指して無数の文書や合意が交わされながら、それはいつも類似のパターンで潰えてきた。それはなぜなのか? 交渉の機微を読むことは、この問題を理解することに他ならない。それは解決への道筋を考える上で欠かせないプロセスとなるだろう。

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