ホーム > 商品詳細
丸善のおすすめ度

<声なき声>のジャーナリズム~マイノリティの意見をいかに掬い上げるか~

田中瑛  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \3,520(税込)         

発行年月 2024年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 281p,4p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/総記/総記/書誌・出版
ISBN 9784766429633
商品コード 1038387260
NDC分類 070.14
基本件名 ジャーナリズム
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2024年06月2週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038387260

著者紹介

田中瑛(著者):田中瑛(たなか あきら)
実践女子大学人間社会学部専任講師
1993年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業(同メディア・コミュニケーション研究所修了)後、
東京大学大学院学際情報学府社会情報学コース博士課程修了。博士(社会情報学)。
日本学術振興会特別研究員(DC1)、九州大学大学院芸術工学研究院助教を経て、2024年より現職。
主要論文に、「真正性の政治とジャーナリズム――ポピュラーな正当化の可能性と矛盾の考察」『メディア研究』102号、183-199頁。「公共放送における「声なき声」の包摂の葛藤――NHKの福祉番組『ハートネットTV』のソーシャルメディア活用を事例として」『マス・コミュニケーション研究』95号、125-142頁。日本計画行政学会・社会情報学会若手研究交流会優秀賞受賞、など受賞多数。共著書に、小熊英二・樋口直人編『日本は「右傾化」したのか』(慶應義塾大学出版会、2020年)、伊藤守編『東京オリンピックはどう観られたか――マスメディアの報道とソーシャルメディアの声』(ミネルヴァ書房、2024年)など。

内容

SNS時代のジャーナリズム論
誰もが情報を発信し、フェイクニュースが氾濫するこの時代に、
ジャーナリストは「真正性」をいかに担保し、
マイノリティの声を掬い上げ、活性化させるべきなのか。

本書は、現代のデジタル化するメディア環境において、言説がより個別に、より自然に、より親密になり、「真正性」(本物らしさ)を追い求めるなかで、ジャーナリズムをどのように再定義すべきかを論ずるものである。
『真相深入り!虎ノ門ニュース』や『ハートネットTV』、『クィア・アイ』といったTV番組の言説構造の分析から、情報の送り手と受け手の関係性を編み直し、ジャーナリズムが〈声なき声〉をいかに掬い上げ、活性化すべきかの方途を探る。
そして、ジャーナリズムの担い手が送り手と受け手の垣根を超え、等身大の自分自身として語り、自分たちの居場所としてのメディアについて考える。
そうした社会のかたちのイメージを描き出し、もっと幅広い文化的実践をジャーナリズムとして再評価していく。

目次

カート

カートに商品は入っていません。