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抒情の変容~フランス近現代詩の展望~
廣田大地,
中野芳彦,
五味田泰,
山口孝行,
森田俊吾,
中山慎太郎
著
発行年月 |
2024年05月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
357p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/フランス文学 |
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ISBN |
9784864882989 |
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商品コード |
1038413990 |
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NDC分類 |
951.6 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年06月4週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2024/09/08 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038413990 |
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著者紹介
廣田大地(著者):大阪大学人文学研究科フランス文学専攻博士課程単位取得満期退学、新ソルボンヌ゠パリ第三大学博士課程修了、博士(文学)。現在、神戸大学准教授。共編著に『象徴主義と〈風景〉――ボードレールからプルーストまで』(水声社、2018年)、主な論文に「La poétique de la fenêtre chez Baudelaire(ボードレールにおける窓の詩学)」(2011年)、「La transgression du discours lyrique chez Baudelaire(ボードレールにおける抒情詩的ディスコースの侵犯)」(2011年)、「後期ボードレール散文詩における抒情性――「気前の良い賭博師」を例に」(2020年)などがある。
中野芳彦(著者):東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学、パリ第七大学博士課程修了、博士(文学)。現在、慶應義塾大学商学部准教授。専門はフランス近代詩、特にヴィクトル・ユゴー。訳書にミシェル・ビュトール『レペルトワールII[1964]』(共訳、幻戯書房、2021年)、『レペルトワールIII[1968]』(共訳、幻戯書房、2023年)などがある。
五味田泰(著者):慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学、リヨン第二大学博士課程修了。博士(文学)。現在、北星学園大学文学部准教授。訳書に『感情の歴史II』(藤原書店、2020年)、『フランス文学史』(慶應義塾大学出版、2016年、ヴァンサン・ブランクール「ロマン主義の演劇」担当)など、論文に、「テオドール・ド・バンヴィルにおける詩的シャンソンの実践」(2020年)、「テオドール・ド・バンヴィル『キュプリスの呪い』に見る現代的「ポエム」の試み」(2022年)などがある。
山口孝行(著者):新ソルボンヌ゠パリ第三大学マステールII修了。筑波大学博士一貫課程修了。博士(文学)。現在、ECC国際外語専門学校専任講師、大阪公立大学客員研究員、神戸大学非常勤講師。主な著書に『ピエール・ルヴェルディとあわいの詩学』(水声社、2021年)、訳書に『魂の不滅なる白い砂漠』(共訳、幻戯書房、2021年)、論文に「アンドレ・デュブーシェの手帖と詩作品:創作現場で捉えられるポエジー」(『フランス語フランス文学研究』一二二号、2023年)などがある。
森田俊吾(著者):東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻満期退学、新ソルボンヌ゠パリ第三大学博士課程修了。博士(フランス文学・文明)。現在、奈良女子大学専任講師。2013年よりフランス現代詩研究会を運営。共訳書にロラン・バルト『バルザックの『サラジーヌ』について』(水声社、2022年)。主な論文に« L’invention du Sprung rhythm »(『フランス語フランス文学研究』一二〇号、2022年)、« Henri Meschonnic et langues étrangères », Zum Rhytumuskonzept von Henri Meschonnic in Sprache und Translation (Olms Georg Verlag, 2021) などがある。
中山慎太郎(著者):学習院大学人文科学研究科フランス文学専攻博士後期課程単位取得退学、リヨン第二大学博士課程修了。博士(文学芸術)。現在、跡見学園女子大学専任講師。主な訳書にイト・ナガ『私は知っている』(水声社、2019年)、『クローデル小喜劇集』(共訳、水声社、2019年)など、主な論文に「現代詩と写真――ジャック・レダ『パリの廃墟』における「写真」」(2018年)、「フランス現代詩とマラルメ――マラルメ詩学を「変質」させるジャック・デュパン」(2020年)、「死者に捧げる詩の言葉――フィリップ・ジャコテの場合」(2021年)などがある。
内容
ボードレール、バンヴィル、ユゴー、ルヴェルディ、フォラン、レダ、エマーズら19世紀から21世紀までのフランス近現代詩をめぐり、「抒情詩(poésie lyrique)」「抒情性(lyrisme)」「抒情主体(sujet lyrique)」の三つの詩学概念を問う、フランス文学研究者6名の論考がひびきあうフランス抒情詩論集。