内容
世の中には多くの化学物質が存在し、その物性定数は多くの研究によりつまびらかにされ、さらには科学技術の進歩のより、物性定数をソフトウェアで計算することが可能になった。しかしながら、研究者が求める化学物質の物性定数の全てが、すぐに文献から検索できるわけではない。また、ソフトウェアで計算した物性定数が本当に妥当性を持つ数値であるか、研究者が判断することも必要となってきている。このため、物性定数を計算するための基礎は、いまなお重要な知識である。
本書は、コンピュータがまだ気軽に利用できなかった1954年に初版が刊行され、物性定数を計算するためのバイブルとして読み継がれてきた。読者の声にこたえるため、このベストセラーを復刻版として刊行する。