丸善のおすすめ度
眠れない夜に思う、憧れの女たち
ミア・カンキマキ
著
末延 弘子
翻訳
発行年月 |
2024年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
550p,6p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/その他の文学 |
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ISBN |
9784794227195 |
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商品コード |
1038558707 |
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NDC分類 |
993.616 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年07月1週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2024/09/21 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038558707 |
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著者紹介
ミア・カンキマキ(著者):ミア・カンキマキ
1971年、フィンランドのヘルシンキ生まれ。国立ヘルシンキ大学比較文学専攻卒業。編集者、コピーライターとして活動した後、『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』でデビュー。日本文化に精通していて、生け花の師範でもある。これまでにフィンランド旅行誌「モンド」旅の本賞、ヘルシンキ首都圏図書館文学賞、オタヴァ書籍財団ノンフィクション賞を受賞。
末延 弘子(翻訳):末延 弘子(すえのぶ・ひろこ)
東海大学文学部北欧文学科卒業。フィンランド国立タンペレ大学フィンランド文学専攻修士課程修了。白百合女子大学非常勤講師。フィンランド現代文学、児童書の訳書多数。2007年度フィンランド政府外国人翻訳家賞受賞。
内容
私は見つけた。
自分たちのしたいことをした女たちを――。
四十代、独身、子なしの女性作家は、
十九・二十世紀の探検家やルネサンス期の画家ら、理想の女たちを追い求めて、
アフリカ、イタリア、日本を旅する。
『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』に続く長編紀行エッセイ。
カレン・ブリクセン、イザベラ・バード、
ネリー・ブライ、ラヴィニア・フォンターナ、
アルテミジア・ジェンティレスキ、草間彌生――。
賢明で勇敢、そして情熱溢れる女たちの生涯を辿りながら、
女性が生きることの本質に迫る。
「私はM。四十三歳。
夜に女たちを思って何年も経つ
――セックスのこととはなんら関係はない。
人生が、恋愛が、置かれた状況がつまらなくて、
恐ろしい悪夢が永遠に終わらないように感じられると、
私は眠れずに夜に女たちを思ってきた。
そうした夜は、歴史上の女たちに
目に見えないボディーガードや守護聖人になってもらって、
私を前へ引っ張ってもらう。」(本文より)
【目次】
I 夜の女たち:告白
第一部 アフリカ
II 白い霧、冬――夏
キリマンジャロ行きの飛行機に乗り、怖くなる
カレン・ブリクセン
III アフリカ、五月
カレンから勇気をもらうため、そしてサバンナへたどり着くため、アフリカへいく
第二部 探検家たち
IV カッリオ――ヴィヒティ、夏
ヴィヒティの屋根裏部屋で女性探検家たちを見つけて、世界をまわる
イザベラ・バード
イーダ・プファイファー
メアリー・キングスリー
V 京都、九月
鬱改善旅行で日本へいく(またも大荷物で)
アレクサンドラ・ダヴィッド゠ネール
ネリー・ブライ
荷造り下手な人top3
第三部 芸術家たち
VI フィレンツェ、十一月
これといった理由もなくフィレンツェへいって、ウフィツィの女たちについて書くことになる
ソフォニスバ・アングイッソラ
ラヴィニア・フォンターナ
アルテミジア・ジェンティレスキ
VII カッリオ――マッツァーノ、冬――春
書く暇もないほど楽しいアーティスト・イン・レジデンスへいく
VIII ローマ――ボローニャ――フィレンツェ再訪
IX ノルマンディー、秋
大西洋岸で私の夜の女たちを思い、メリーゴーラウンドのキリンに乗る
草間彌生
X 魔の山
謝辞
訳者あとがき
参考文献