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ジャンヌ・ダルク~預言者・戦士・聖女~
ゲルト・クルマイヒ
著
小林繁子,
安酸香織,
西山暁義
翻訳
加藤玄
監修
発行年月 |
2024年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
408p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/哲学/概論・参考図書 |
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ISBN |
9784622097099 |
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商品コード |
1038579475 |
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NDC分類 |
289.3 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年07月4週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2024/09/29 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038579475 |
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著者紹介
ゲルト・クルマイヒ(著者):(Gerd Krumeich)1945年生まれ、デュッセルドルフ大学名誉教授。主要業績にAufrüstung und Innenpolitik in Frankreich vor dem Ersten Weltkrieg. Die Einführung der dreijährigen Dienstpflicht 1913–1914 (Wiesbaden: Steiner). Jeanne d’Arc in der Geschichte. Historiographie – Kultur – Politik (Sigmaringen: Thorbecke). 訳書に『仏独共同通史 第一次世界大戦』(上下巻、ジャン=ジャック・ベッケールと共著、剣持久木・西山暁義訳、岩波書店)。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
小林繁子(翻訳):(こばやし・しげこ)1978年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。新潟大学教育学部准教授。主要業績に『近世ドイツの魔女裁判――民衆世界と支配権力』(ミネルヴァ書房)。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
安酸香織(翻訳):(やすかた・かおり)1990年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。北海道大学大学院文学研究院准教授。主要業績に『ヨーロッパ史のなかのアルザス――中近世の重層的な地域秩序から』(教育評論社)。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
西山暁義(翻訳):1969年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。博士(文学)。共立女子大学国際学部教授。主要業績に『ヨーロッパ史講義』(近藤和彦編、共著、山川出版社)『ドイツ史研究入門』(木村靖二、千葉敏之と共編著)Europa notre histoire. L'héritage européen depuis Homère(Étienne François、Thomas Serrierらと共編著、Éditions Les Arènes)。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
加藤玄(監修):(かとう・まこと)1972年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。博士(文学)。日本女子大学文学部教授。主要業績に『ジャンヌ・ダルクと百年戦争――時空をこえて語り継がれる乙女』(山川出版社)『フランスの歴史を知るための50章』(中野隆生との共編著、明石書店)『〈帝国〉で読み解く中世ヨーロッパ――英独仏関係史から考える』(朝治啓三、渡辺節夫との共編著、ミネルヴァ書房)『中世英仏関係史1066-1500――ノルマン征服から百年戦争終結まで』(朝治啓三、渡辺節夫との共編著、創元社)。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
内容
重要なのは、ジャンヌ・ダルクを「脱神話化」すること、つまり彼女を依然として取り巻く勝手な推測や仮説から可能なかぎり解き放つことである――
英仏100年戦争(1337-1453)の時代、フランス王国とはどのような「国家」であったか、戦争の渦中で生まれた「国民感情」とはいかなるものであり、騎士の戦争から傭兵と庶民の戦争にいかに移行していったのか、そしてそのなかで登場したオルレアンという地方の農夫の少女、ジャンヌ・ダルクとは? 本書は、600年に及ぶ研究史のあり方をふまえ、以上の観点を中心に、ジャンヌ・ダルクを彼女の時代の最良の史料によってのみ語り、歴史家としてジャンヌ・ダルクとその時代に接近する試みである。おそらく今日までで最も信頼できる一書になるだろう。
聖人の声を聴いたオルレアンの少女は、どのようにしてシャルル七世にその預言を伝えるようになったのか、司令官となったジャンヌの活躍の詳細は、そして逮捕、監禁、処刑裁判と火刑、その後の復権裁判…。本や映画や演劇や漫画を通して誰もが知っているジャンヌ・ダルクの実像に迫る。