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弱い円の正体 仮面の黒字国・日本(日経プレミアシリーズ 515)
唐鎌大輔
著
発行年月 |
2024年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
342p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/各国の経済事情・経済史 |
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ISBN |
9784296120345 |
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商品コード |
1038579722 |
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NDC分類 |
332.107 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年08月3週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2024/08/10 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038579722 |
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著者紹介
唐鎌大輔(著者):みずほ銀行チーフマーケット・エコノミスト
2004年慶大経卒、JETRO(日本貿易振興機構)、日本経済研究センター、欧州委員会経済金融総局などを経て08年よりみずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)。財務省「国際収支に関する懇談会」委員(24年3月~)。著書に『「強い円」はどこへ行ったのか』(22年9月)、『アフター・メルケル 「最強」の次にあるもの』(21年12月)(いずれも日本経済新聞出版)など多数。TV出演:テレビ東京『モーニングサテライト』や日経CNBC『昼エクスプレス』のコメンテーターなど。連載:ロイター、東洋経済オンライン、ダイヤモンドオンラインなど多数。note「唐鎌Labo」にて今、最も重要と考えるテーマを情報発信中。
内容
「長引く円安」の真因に迫る
どこから外貨が流出しているのか
デジタル赤字は10年で2倍、四半世紀で6倍に
外資系コンサルブームも「新時代の赤字」に寄与
頭脳流出を象徴する研究開発サービスの赤字
「虎の子」の知的財産権使用料にもデジタルの影
「新時代の赤字」は原油輸入を超える
経常収支は「符号」ではなく「キャッシュフロー」で
【著者より】
経常収支黒字国や対外純資産国というステータスは一見して円の強さを担保する「仮面」のようなものであり、「正体」としてはCFが流出していたり、黒字にもかかわらず外貨のまま戻ってこなくなったりしているという実情がある。その意味で、日本は「仮面の黒字国」とも言える状況にあり、統計上の数字からだけでは見えてこない「正体」に迫る努力が必要というのが筆者の問題意識である。