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消費される階級

酒井 順子  著

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価格 \1,870(税込)         

発行年月 2024年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 263p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784087881165
商品コード 1038579824
NDC分類 914.6
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年08月1週
書評掲載誌 朝日新聞 2024/08/10、東京・中日新聞 2024/09/01、読売新聞 2024/10/06
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038579824

内容

あの人より、上か、下か――
「差別や格差を無くして、様々な違いを持つ人々が全て横並びで生きていきましょう」となった昨今、表面上は序列、区別、差別は消えたものの、姿を変えた「凸凹」は、いまだ世の中のあちこちに。
『負け犬の遠吠え』『下に見る人』『男尊女子』『家族終了』など、時代を切り取る名著の書き手が、日本人の根深い階級意識をあぶり出す。

以下、「上に見たり、下に見たり」を考察する21章タイトル。
・男高女低神話のゆらぎ
・五十代からの「楢山」探し
・まぶた差別と日韓問題
・“親ガチャ”と“子ガチャ”
・東大礼賛と低学歴信仰
・『ドラえもん』が表す子供社会格差
・「有名になる」価値の今昔事情
・「ひとり」でいることの権利とリスク
・おたくが先達、“好く力”格差
・バカ差別が許される理由
・ミヤコとアズマ、永遠のすれ違い
・「かっこいい」、「ダサい」、「センスいい」
・超高齢化時代のおばあさん格差
・姫になりたい女の子と、姫として生まれた女の子
・デジタル下層民として生きる
・男性アイドルは無常の風の中に
・世代で異なる、斜陽日本の眺め方
・反ルッキズム時代の容姿磨き
・モテなくていいけど、出会いたい
・稼ぐ女と、使う女
・遅ればせながらの金融教育
───
人が二人いればすぐに上下をつけたくなる人間という生き物は今、もしかしたら本能なのかもしれないその「上下差をつけたい」という欲望を内に秘めつつ、「違いを認め合い、すべての人が横並びで生きる」という難題に挑もうとしています。
実は革命以上の困難を伴うものなのかもしれないその挑戦は、これからどうなっていくのか。
我々の生活の中に潜む階級の数々を見つめつつ、考えていきたいと思います。
(本書「はじめに」より一部抜粋)
───

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