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ポストモダンの語りかた~一九六〇年代アメリカ文学を読む~

麻生享志  著

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価格 \2,860(税込)         

発行年月 2024年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 254p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/イギリス文学
ISBN 9784867800492
商品コード 1038584011
NDC分類 930.29
基本件名 アメリカ文学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2024年08月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038584011

著者紹介

麻生享志(著者):早稲田大学国際学術院教授、早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)館長。
ニューヨーク州立大学バッファロー校大学院比較文学研究科博士課程修了(Ph.D)
(専門分野:現代アメリカ文化・文学)
主要業績:『ポストモダンとアメリカ文化:文化の翻訳に向けて』(単著、彩流社、2011年)、「『ミス・サイゴン』の世界:戦禍のベトナムをくぐり抜けて』(単著、小鳥遊書房、2020年/増補改訂版、2022年)、「「リトルサイゴン」—ベトナム系アメリカ文化の現在」(単著、彩流社、2020年)

内容

小説の「語り手」は、信用ならない
1960年代の革新性に満ちた「初期ポストモダニズム」。
その時代に書かれた
バース、バーセルミ、クーヴァー、ボルヘス、カルヴィーノ、
ピンチョン、ル・グィンらの短編を中心に
文学作品の根幹ともいえる「語り」に視点を向けて分析する!
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【目次】
◉はじめに  ポストモダンとアメリカ文学

◉序 章 語りの実験場:ポストモダンを語るには
     
◉第一章 語りの枠組:ジョン・バース『びっくりハウスの迷子』(一九六八)
 
◉第二章 語りを削ぎ落とす: ドナルド・バーセルミ「センテンス」(一九七〇)
  
◉第三章 集団的語りと語りの循環: ドナルド・バーセルミ『雪白姫』(一九六七)

◉第四章 半死の語り手: ロバート・クーヴァー「歩行者事故」(一九六九)

◉第五章 記憶と語り: ホルヘ・ルイス・ボルヘス「記憶の人フネス」(一九四二)

◉第六章 語りのΔt: イタロ・カルヴィーノ「ティ・ゼロ」(一九六七)

◉第七章 語りの終焉?: トマス・ピンチョン「エントロピー」(一九六〇)

◉第八章 AIは語る: アーシュラ・K・ル=グィン『闇の左手』(一九六九)

◉おわりに  レイモンド・フェダマンが語ったポストモダンの語り
 
◉付録
ポストモダンの諸相
コラム① ポストモダンかポストモダニズムか?
コラム② リオタールの「ポストモダンの条件」
コラム③ ドゥルーズの「セリー」、バースの「シリーズ」
コラム④ 『フィネガンズ・ウェイク』
コラム⑤ ベケットが描く語りの崩壊
コラム⑥ バースとボルヘスと謎の『千夜一夜物語』六〇二話
コラム⑦ ポストモダニズムとジェンダー

目次

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