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役者絵の図像学~錦絵八犬伝を読む~
岩田 秀行,
小池 章太郎
著
発行年月 |
2024年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
303p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/芸術/彫刻・絵画 |
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ISBN |
9784867660508 |
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商品コード |
1038615496 |
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NDC分類 |
721.8 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年08月2週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2024/09/08 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038615496 |
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著者紹介
岩田 秀行(著者):1949年 香川県生まれ。1982年、早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程満期退学。1994年、跡見学園女子大学文学部教授。2018年退職。専門は、近世日本文学、役者絵、江戸庶民風俗。
単著に『江戸芸文攷 黄表紙・浮世絵・江戸俳諧』(若草書房、2019年)、校注に『新日本古典文学大系 明治編 9』(共編、岩波書店、2010年)、『新日本古典文学大系72 江戸座点取俳諧集』(共編、岩波書店、1993年)、『誹風柳多留 三篇』(社会思想社、1985年)など。
小池 章太郎(著者):1935年 静岡県浜松市生まれ。前進座文芸部長を経て、跡見学園女子大学文学部教授。2006年退職。専門は、近世演劇・文学。
単著に『考証江戸歌舞伎』(三樹書房、1979年)、『鶴屋南北の世界』(三樹書房、1981年)、『江戸の残照』(思索社、1982年)、『芸能語源散策』(東京書籍、1985年)、編著に『江戸砂子』(東京堂出版、1976年)、『千種日記』(古典文庫、1984年)、『藤岡屋日記』全15巻(三一書房、1987〜1995年)、『未刊江戸歌舞伎年代記集成』(新典社、2017年)など。
内容
誰を見ても同じ顔に見えるのはなぜだろう?
役者絵を鑑賞・研究するための入門・基礎・実践!
役者をどう見分ければいいのか。役者絵から何がわかるのか。役者絵という図像をトータルに理解できる書。
全体を三章に分けて構成。「Ⅰ 対談」は役者絵入門編。たんなる説明ではなく、問題となる事柄を取り上げつつ理解が深まるよう試みた。「Ⅱ 役者絵を読む」では、役者絵の基礎編として、似顔のもつ価値と意義を考える。「Ⅲ「八犬伝犬の草紙」を読む」では、実践編として、見立揃物「八犬伝犬の草紙」五十枚について、一枚一枚それぞれから何が読み取れるのか、解読を行う。最後に「役者絵この三十年」によって、文献を辿りつつ、この三十年の役者絵認識の変化を述べる。専門的に役者絵を学びたい人のための参考文献にもなっている。役者絵の世界に踏み込み、面白さを味わうために。フルカラー。
【まず、役者絵を見る場合にいちばん重要になってくるのが似顔という問題です。この似顔を認識するということが実に難しくて、最初はみんな同じ顔に見えてしまうわけです。それはわたしなどが、例えばアイドルグループとかのメンバーの顔が見分けられないのと、まったく同じような状態だと思うんです。】……「Ⅰ 対談」より