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気候リヴァイアサン~惑星的主権の誕生~(Z books 003)
ジョエル・ウェインライト,
ジェフ・マン
著
柏崎正憲,
菊地賢,
羽島有紀
翻訳
隅田聡一郎
監修
発行年月 |
2024年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
502p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/理工学/地球科学/気象学 |
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ISBN |
9784911288023 |
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商品コード |
1038615542 |
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NDC分類 |
451.85 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年07月4週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2024/08/24 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038615542 |
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著者紹介
ジョエル・ウェインライト(著者):オハイオ州立大学地理学部教授。専門は批判的地理学。マルクス主義やポストコロニアリズムの理論を中心に様々なテーマで研究活動をおこないながら、気候正義運動などに積極的にコミットするアクティヴィストでもある。主著に太田晋訳『脱植民地的開発──植民地権力とマヤ』(インスクリプト、2024年)。
ジェフ・マン(著者):サイモンフレイザー大学地理学部教授。専門は政治経済学。ニューヨーク市を拠点とするシンクタンクInstitute for New Economic Thinking でシニアフェローを務めており、政治思想やマクロ経済学の観点から金融・財政政策の歴史を研究している。主著にIn the Long Run We Are All Dead: Keynesianism, Political Economy and Revolution (Verso, 2017)。
柏崎正憲(翻訳):一橋大学大学院社会学研究科専任講師。東京外国語大学院大学総合国際学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。社会思想史研究者。著書に『ニコス・プーランザス――力の位相論』(吉田書店、2015年)など。
菊地賢(翻訳):1991年生まれ。立教大学経済学部助教。一橋大学社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。論文に「『経済学・哲学草稿』第1草稿における国民経済学批判の進展について」(『季刊・経済理論』第56号、2018年)、「近代社会における自由競争という権威――マルクスのプルードン(主義)批判」(『マルクス研究会年誌』第6号、2023年)など。
羽島有紀(翻訳):駒澤大学経済学部准教授。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。共著に『マルクスとエコロジー──資本主義批判としての物質代謝論』(堀之内出版、2016年)など。単著論文に「マルクスの環境思想──日本の公害・環境問題研究における受容と展開」(『環境と公害』51巻3号、岩波書店、2022年)。
隅田聡一郎(監修):1986年生まれ。大阪経済大学経済学部専任講師。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了後、カール・フォン・オシエツキー大学オルデンブルク哲学研究科客員研究員、ベルリン・ブランデンブルク科学アカデミー客員研究員などを経て現職。単著に『国家に抗するマルクス』(堀之内出版、2023年)、共著に『マルクスとエコロジー──資本主義批判としての物質代謝論』(堀之内出版、2016年)。
内容
柄谷行人推薦!
斎藤幸平推薦!
2050年の世界は、ただ今年の暑いバージョンではない。気候変動は気温や雨量だけでなく、この星の政治のあり方も変えてしまうのだ。提唱される「4つの未来」の間で、私たちはどう生きるべきなのか──?
人類の未来は、この4つに託された。
①気候リヴァイアサン: 地球を管理する中央集権的な権力の出現
②気候ビヒモス: 地球温暖化は嘘だと主張するナショナリストの台頭
③気候毛沢東: 資本主義を否定する中央集権的な権力の出現
④気候X: 上記の黙示録的な世界を逃れうる未知のプロジェクト
気候危機という惑星規模の問題を前に、国民国家の主権は揺らぐ。
私たちには『人新世の「リヴァイアサン」』が必要であり、それが本書だ。──斎藤幸平