内容
本書は、筆者が担当してきた文系大学2年生向けの講義ノートを基に書かれており、統計学の基本的な考え方やデータ解析の方法を一通り学べる書籍である。
大事な事項は「公式」としてまとめ、具体的な「例題」と「解説」を通してどのように役立つのかがわかるように構成されている。また、「基本問題」と「発展問題」に分けられた豊富な演習問題は100題を超える。さらに、既刊本同様、演習問題すべての解答例、使用した統計分析ソフトRのコードやデータに加えて、本書の内容理解に必要な数学的な事柄についても、著者のサポートページで参照できる。
難易度は既刊の2冊『現代数理統計学の基礎』、『データ解析のための数理統計入門』よりも易しく、統計検定®2級レベルに相当する。大学に入って統計学を学ぼうとする学生や、データ解析に携わろうとする様々な分野の方に広く薦められる書籍である。
※ 「統計検定」は、一般財団法人 統計質保証推進協会の登録商標です。