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黒人法典~フランス黒人奴隷制の法的虚無~(世界人権問題叢書 119)
ルイ・サラ=モランス
著
中村 隆之,
森元 庸介
翻訳
発行年月 |
2024年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
482p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/国際関係論 |
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ISBN |
9784750357614 |
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商品コード |
1038830698 |
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NDC分類 |
316.835 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年08月2週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2024/10/26 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038830698 |
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著者紹介
ルイ・サラ=モランス(著者):カタルーニャ出身の哲学者。ローマ、パリ、フライブルクに学び、ウラジーミル・ジャンケレヴィッチの指導下、ラモン・リュイ(ライムンドゥス・ルルス)についての研究で博士号を取得。ジャンケレヴィッチを継いでパリ第1大学、また、トゥールーズ第2大学で教鞭を執った。異端審問史の研究、また、法・法哲学批判の作業を経て、1987年の本書刊行後はとりわけ黒人法典と黒人奴隷制の研究に注力し、数々の関連著作を刊行している。日本語の訳書として『ソドム――法哲学への銘』馬場智一・柿並良佑・渡名喜庸哲訳(月曜社)がある。
中村 隆之(翻訳):早稲田大学法学学術院教員。東京外国語大学大学院博士課程修了。フランス語を主言語とする環大西洋文化研究、批評と翻訳。著書に『環大西洋政治詩学』(人文書院)、『第二世界のカルトグラフィ』(共和国)、『魂の形式 コレット・マニー論』(カンパニー社)、訳書にE・グリッサン+P・シャモワゾー『マニフェスト』(以文社)、A・マバンク『アフリカ文学講義』(共訳、みすず書房)などがある。
森元 庸介(翻訳):東京大学大学院総合文化研究科教員。パリ西大学大学院博士課程修了。フランスを中心とする思想史。著書にLa Légalité de l’art(Cerf)、訳書にG・ディディ=ユベルマン『ニンファ・モデルナ』(平凡社)、J.-P.デュピュイ『経済の未来』(以文社)、P・ルジャンドル『ルジャンドルとの対話』(みすず書房)など。
内容
1685年からビジネスのため黒人を厳格に管理・所有するための法律が世界に先駆けてフランスで制定された。聖書を都合よく解釈し黒人を物品として扱い、1848年まで続いた黒人法典の存在を無視したルソーやモンテスキューら啓蒙思想家たちを苛烈に糾弾した問題作が待望の刊行。