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新刊

名探偵の有害性

桜庭 一樹  著

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価格 \1,980(税込)         

発行年月 2024年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 397p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784488029098
商品コード 1038898183
NDC分類 913.6
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038898183

著者紹介

桜庭 一樹(著者):桜庭 一樹
1999年「夜空に、満天の星」(『AD2015隔離都市 ロンリネス・ガーディアン』と改題して刊行)で第1回ファミ通えんため大賞に佳作入選。2003年開始の〈GOSICK〉シリーズで多くの読者を獲得し、さらに04年発表の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が高く評価される。07年に『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞を、翌08年に『私の男』で第138回直木賞を受賞。おもな著書に『少女には向かない職業』『製鉄天使』『荒野』『ファミリーポートレイト』『ばらばら死体の夜』『無花果とムーン』『小説 火の鳥 大地編』『少女を埋める』『紅だ!』『彼女が言わなかったすべてのこと』など、またエッセイ集に《桜庭一樹読書日記》シリーズや『東京ディストピア日記』などがある。

内容

わたしたちは、何をしたのか。
名探偵、五狐焚風。助手、わたし、鳴宮夕暮。
20年ぶりの再開を経て、かつての名探偵と助手は、
過去の推理を検証する旅に出る――
桜庭一樹の新たな代表作、誕生!

かつて、名探偵の時代があった。ひとたび難事件が発生すれば、どこからともなく現れて、警察やマスコミの影響を受けることなく、論理的に謎を解いて去っていく正義の人、名探偵。そんな彼らは脚光を浴び、黄金時代を築き上げるに至ったが、平成中期以降は急速に忘れられていった。
……それから20年あまりの時が過ぎ、令和の世になった今、YouTubeの人気キャンネルで突如、名探偵の弾劾が開始された。その槍玉に挙げられたのは、名探偵四天王の一人、五狐焚風だ。「名探偵に人生を奪われた。私は五狐焚風を絶対に許さない」と語る謎の告発者は誰なのか? かつて名探偵の助手だった鳴宮夕暮——わたしは、かつての名探偵——風とともに、過去の推理を検証する旅に出る。

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