「昭和天皇拝謁記」を読む~象徴天皇制への道~
古川 隆久, 茶谷 誠一, 冨永 望, 瀬畑 源, 河西 秀哉, 吉見 直人, 舟橋 正真 著
著者紹介
内容
目次
なぜ、いま「昭和天皇拝謁記」か……………古川 隆久 第一部 天皇は戦争をどう認識していたのか 1 責任転嫁の戦争観──皆反省すればわるい事がある……………茶谷誠一 2 一九五二年の「おことば」問題──然し戦争の事をいはないで反省の事がどうしてつなぐか……………冨永 望 コラム1 『西園寺公と政局』を読む昭和天皇 コラム2 東条英機と近衛文麿 コラム3 昭和天皇にとっての靖国神社 第二部 象徴天皇制はどうつくられたか 3 昭和天皇にとっての「象徴…」──健全な皇室に対する観念をもつと作興したい…………河西秀哉 4 水面下の二重外交──今後日本としてアメリカとは仲よくして行かなければならぬ……………茶谷誠一 5 昭和天皇と地方行幸──積極的に多少の危険を冒して出掛ける方が却て国の為によい……………瀬畑 源 6 昭和天皇の安全保障観──軍備といつても、国として独立する以上必要である……………冨永 望 コラム4 松谷誠と宮中 コラム5 天皇と吉田茂 コラム6 松平康昌の欧米視察と昭和天皇 コラム7 昭和天皇と共産党 第三部 新しい天皇像、新しい皇室像の模索 7 人間・昭和天皇の胸の内──長官だからいふのだが……………吉見直人 8 皇弟たちとの確執──皇室全体の首長で陛下はおありなのであります……………舟橋正真 9 皇太子への期待──皇太子様を完成と御考へ……………舟橋正真 10 皇籍離脱後の旧皇族と昭和天皇──栄典の一部として公爵、侯爵とかいふものをやるといふ事は考へられぬか……………河西秀哉 コラム8 「宮中服」問題 コラム9 皇居・御文庫 コラム10 皇太子妃選考をめぐって コラム11 拝謁のスタイル考 第四部 天皇を支えた人びと 11 宮内庁長官の仕事──廻り道はしても一旦きめたら不退転……………瀬畑 源 12 宮内庁長官・田島道治──其度毎にそれはいけませんと申続け……………吉見直人 13 侍従長三谷隆信の人と軌跡──侍従長としては誠に適当と存じます……………古川隆久 コラム12 牧野伸顕への信頼 コラム13 小泉信三の皇室での役割 コラム14 神谷美恵子と美智子妃 旧皇族家系図・天皇家系図 あとがき
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