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北朝鮮に出勤します~開城工業団地で働いた一年間~
キム・ミンジュ
著
岡 裕美
翻訳
発行年月 |
2024年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
195p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/総記/総記/百科事典・辞典・各種辞典・地図・年表・人名事典 |
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ISBN |
9784787724007 |
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商品コード |
1038926280 |
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NDC分類 |
302.21 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年09月3週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2024/08/24、日本経済新聞 2024/09/21 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038926280 |
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著者紹介
キム・ミンジュ(著者):キム・ミンジュ(김민주)
北朝鮮で1990年代に多くの餓死者を出した食糧難「苦難の行軍」をきっかけに北朝鮮の食糧問題に関心を持ち、韓国統一部と国連世界食糧計画(WFP)での勤務経験をもとに栄養学の修士号を取得。開城工業団地内の食堂を運営する韓国企業に就職し、2015年春から同団地で勤務した。2016年2月に開城工業団地が閉鎖された後は、北朝鮮離脱住民支援財団で定着支援業務を担当。さまざまな地域からの脱北者と交流しながら北朝鮮に対する視野を広げ、平和・統一のための講演やボランティアなどの活動を続けている。
岡 裕美(翻訳):岡 裕美(おかひろみ)
同志社大学文学部卒業、延世大学校国語国文学科修士課程卒業。
第11回韓国文学翻訳新人賞受賞。
訳書に、キム・スム『さすらう地』(新泉社)、同『ひとり』(三一書房)、イ・ジン『ギター・ブギー・シャッフル』(新泉社)。
共訳書に、『韓国文学の源流 短編選1 1918-1929 B舎監とラブレター』(書肆侃侃房)、『韓国・朝鮮の美を読む』(野間秀樹・白永瑞編、クオン)など。
内容
毎週月曜の朝、ソウル市内でバスに乗り込み、軍事境界線を越えて北朝鮮に出勤。
平日は北の職員たちと“格闘”し、週末は韓国に戻る。
南北経済協力事業で北朝鮮に造成された開城(ケソン)工業団地。
20代の韓国人女性が開城で経験した特別な1年間と、北の人々のありのままの素顔を綴ったノンフィクション。
〈ソウルから一時間ほどの距離なのに——。
彼女たちの苦労は、私の祖母の世代の苦労と変わらないと思った。でも、彼女の年齢は二三歳だった。
生きていれば一〇〇歳を超えている祖母が二三歳だった頃の日常が、私の目の前にいる若い母親の日常だった。〉
〈北の人はほとんどの場合、一人だけでいるときは純朴そうに笑いながら頭を下げてあいさつし、二人以上になると目を伏せて無表情で通り過ぎる。それを知ってからは、傷つくこともなくなった。この体制の中で共和国の規定に背けば、南で想像できるような懲戒とは次元の異なる処罰が与えられるだろう。そんな状況に南の人も北の人も傷つくことのない日がきてほしい。誰がそばにいようと心から歓迎し、笑うこともできる自由が早くやってくることを願う。————本文より〉