はるかなる虹~歌集~(コスモス叢書 第1236篇)
小島ゆかり
著
発行年月 |
2024年07月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
273p |
---|
大きさ |
20cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
---|
|
|
ISBN |
9784862727763 |
---|
|
商品コード |
1038977423 |
---|
NDC分類 |
911.168 |
---|
|
|
|
|
|
書評掲載誌 |
毎日新聞 2024/09/16 |
---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038977423 |
---|
著者紹介
小島ゆかり(著者):1956年、名古屋市出身。早稲田大学在学中にコスモス短歌会入会。『希望』で2000年に若山牧水賞、『憂春』で2006年に迢空賞、『馬上』で2017年に芸術選奨文部科学大臣賞、同年紫綬褒章、『六六魚』で2019年に詩歌文学館賞、前川佐美雄賞。『雪麻呂』で2022年大岡信賞を受賞。「コスモス」編集人。
内容
祈りの心は果てしなく言葉から遠ざかってゆくのだろうか。――「現代社会の言葉が、自分の知っている言葉とはちがう」という不安と、「それでも」という決意に揺れながら。二〇二〇年の終わりから二〇二四年の初めまでの四六八首を収めた第十六歌集。
【歌集より】
猛暑日は浮き世ばなれをしてゐたい豆腐のいろのワンピース着て
止まりてはまた止まりては窓をゆくもうAIかもしれない蜘蛛が
反戦ははるかなる虹見えながら指さしながらだれも触れず
ベビーカーはさくらの下に いくたびも生まれかはりてみどりごねむる
古猫のひとり遊びのあさあけのこんなやさしい日をありがたう