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コード・グレー~救命救急医がみた医療の限界と不確実性~
ファーゾン・A・ナーヴィ
著
桐谷知未
翻訳
原井宏明
監修
発行年月 |
2024年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
248p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/社会医学/公衆衛生学一般 |
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ISBN |
9784622097228 |
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商品コード |
1038982703 |
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NDC分類 |
498.0253 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年09月4週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2024/09/07 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038982703 |
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著者紹介
ファーゾン・A・ナーヴィ(著者):(Farzon A. Nahvi)ニューハンプシャー州コンコードのコンコード病院救命救急医、ダートマス大学ガイゼル医学部救急医学臨床助教授。マウント・サイナイ・ヘルス・システム、ニューヨーク大学ランゴン・ヘルス、ニューヨーク市ヘルス+ホスピタルズ/ベルビュー、マンハッタン退役軍人病院にて救命救急医および救急医学臨床助教授としての勤務を経て現職。コーネル大学、ニューヨーク大学グロスマン医学部卒業。『ニューヨーク・タイムズ』『ワシントン・ポスト』『ガーディアン』『デイリー・ニュース(ニューヨーク)』『ニューヨーク・マガジン』などに寄稿している。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
桐谷知未(翻訳):(きりや・ともみ)翻訳家。東京都出身。南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業。訳書にボール『人工培養された脳は「誰」なのか』(原書房 2020)ブライソン『人体大全』(新潮社 2021)ニクソン『パンデミックから何を学ぶか』(みすず書房 2022)アル=カリーリ『人生を豊かにする科学的な考えかた』(作品社 2023)ポズネット『不自然な自然の恵み』(みすず書房 2023)ほか多数。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
原井宏明(監修):(はらい・ひろあき)原井クリニック院長、株式会社原井コンサルティング&トレーニング代表取締役。精神保健指定医。日本認知・行動療法学会専門行動療法士。日本動機づけ面接学会名誉理事。1984年岐阜大学医学部卒業、ミシガン大学文学部に留学。国立肥前療養所(現・肥前精神医療センター)などを経て現職。著書『図解 いちばんわかりやすい強迫性障害』(河出書房新社 2021)『「不安症」でもだいじょうぶ』(共著 さくら舎 2024)ほか多数。訳書 ガワンデ『医師は最善を尽くしているか』『死すべき定め』(いずれもみすず書房 2013、 2016)ほか多数。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
内容
「わたしは、たとえコード・ブルーやコード・ブラックに注目が集まりがちでも、結局のところ日々経験しているコード・グレー、つまり世界そのものに対して何を感じ、何を信じるかが試される微妙な瞬間こそが、救急室で、さらにはその外で遭遇する最も重要なドラマであることを学んだ」
新型コロナウイルス禍、各国で救命救急室(ER)の逼迫がクローズアップされた。だが、コロナ禍以前からERの現場はとっくに危機を迎え、多くの医療従事者を失っていたのだ。ウイルスによってでなく、燃え尽き症候群や自殺によって――。
花嫁衣裳のまま救急室に運び込まれ、処置のためにドレスを切り裂かれる女性。アルコール依存症のため毎日救急室と路上生活を行き来する男性。そして、ERでは治療することができず、見送ることしかできない患者たち……。ERの現場には、日々とてつもなく心を揺さぶられるシーンが訪れる。
つねに死と向き合い、自身の善悪の概念を試され、複雑で予測不可能なERの現場。ニューヨークのERに勤める若き救急医が、率直な想いを巧みな構成で描くノンフィクション。