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政治家はなぜ「粛々」を好むのか~漢字の擬態語あれこれ~(草思社文庫 え2-3)
円満字 二郎
著
発行年月 |
2024年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
259p |
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大きさ |
16cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/言語学/日本語 |
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ISBN |
9784794227386 |
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商品コード |
1038987748 |
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NDC分類 |
814 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年09月2週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2024/10/12 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038987748 |
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著者紹介
円満字 二郎(著者):円満字 二郎(えんまんじ・じろう)
1967 年、兵庫県西宮市生まれ。大学卒業後、出版社で国語教科書や漢和辞典などの担当編集者として働く。2008 年、退職してフリーに。著書に、『漢字ときあかし辞典』『部首ときあかし辞典』『漢字の使い分けときあかし辞典』『四字熟語ときあかし辞典』(以上、研究社)、『漢和辞典的に申しますと。』(文春文庫)、『漢字の植物苑 花の名前をたずねてみれば』『漢字の動物苑 鳥・虫・けものと季節のうつろい』(以上、岩波書店)、『雨かんむり漢字読本』『難読漢字の奥義書』(以上、草思社文庫)などがある。
内容
「粛々」は、もともと中国の古典では「鳥のはばたき」や「寒風の吹きすさび」を表すことば。
それがなぜ、日本に溶け込む過程で、現代の政治家が「法案を粛々と否決する」などと
好んで口にすることばへと変化していったのか。
古代中国から現代日本へと至る、漢字の擬態語の日本語化の歴史を
中国古典にまで掘り下げてたどる。
プロローグそのことばはどこから来たか?
第1章〝漢字の擬態語〞入門
1 お堂と「堂々」は関係あるか?
2 鐘は「丁寧」に叩きましょう
3 「揶揄」が「手」へんである理由
4 〝漢字の擬態語〞を眺め渡す
第2章中国語から日本語へ
1 「逍遥」を楽しむ男たち
2 酒飲みは「酩酊」、お年寄りは「矍鑠」
3 日本の馬は「蕭々」とは鳴かない
4 高音は夜、「切々」と響く
5 どれを選ぶか「逡巡」しつつ
第3章受け継がれる〝ことば〞
1 「悠々」としていても見つからない
2 風にまかせて「飄々」と
3 あの大声には「辟易」するなあ
4 オレたちとの違いは「歴々」としている
第4章変化の中のきらめき
1 人びとが「潑剌」とし始めたころ
2 否定できない「齷齪」とした現実
3 政治家が「粛々」を好むわけ
4 最後の最後に「颯爽」と登場?
エピローグ 〝ことば〞の大河のほとりで