ホーム > 商品詳細

書評掲載

何をしに~矢島渚男句集~

矢島渚男  著

在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 2週間  数量 冊 
価格 \3,300(税込)         

発行年月 2024年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 133p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784781416458
商品コード 1039170706
NDC分類 911.368
書評掲載誌 毎日新聞 2024/09/16
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039170706

著者紹介

矢島渚男(著者):1935年長野県上田市に生まれ住む。石田波郷に師事。波郷の死没後加藤楸邨に師事。1991年俳誌「梟」を創刊し現在に至る。
古典研究に『白雄の秀句』『白雄の系譜』『蕪村の周辺』『与謝蕪村散策』『新解釈「おくのほそ道」』『歳華片々─ 古典俳句評釈』『虚子点描』など。評論集『俳句の明日へ』Ⅰ~Ⅲ、随想集に『身辺の記』Ⅰ~Ⅲなどがある。
句集『百済野』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞、句集『冬青集』で第50回蛇笏賞受賞。旭日章を受ける。
讀賣新聞俳壇選者。

内容

◆第十句集

私は、小さいが四季の変化に恵まれた島国に生まれ、ここに伝えられた極小の詩型に遊び携わってきたに過ぎないが、文明の危機を憂いつつ、それが杞憂に終わることを願うのみである。(あとがきより)

◆作品紹介
みづうみのさざなみにのり山桜
湯の菖蒲頭に巻いてみたりけり
残花余花散花を遊行柳まで
老いるとは火とぼることか火の恋し
羽ふるふ小さな日雀小さな詩
考へる形にいきみあたたかし
去年今年時は流れず積りゆく
祟りあふ民族の壁夏の月
にんげんは言葉で遊び枯葉の木
待つによき薪ストーブの炎かな

カート

カートに商品は入っていません。