ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林
鄭 執(ジョン・ジー/てい・しつ/Zheng Zhi)
著
関根 謙(せきね けん)
翻訳
発行年月 |
2024年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
298p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/中国文学 |
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ISBN |
9784908184529 |
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商品コード |
1039233249 |
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NDC分類 |
923.7 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2024/11/23 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039233249 |
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著者紹介
鄭 執(ジョン・ジー/てい・しつ/Zheng Zhi)(著者):【著者】鄭 執(ジョン・ジー/てい・しつ/Zheng Zhi)
1987年、中国・瀋陽生まれ。作家、脚本家、映画監督。香港バプティスト大学で映像・メディア論を学び、卒業後、台湾で脚本を学ぶ。北京在住。2009年、19歳でインターネット上に発表した自伝的小説「浮遊(原題:浮)(未邦訳)」がセンセーションを巻き起こし、以降、多くの小説を発表。「ハリネズミ(原題:仙症)」で2018年「匿名作家計画」最優秀賞受賞。そのほかの代表作に、「まる呑み(原題:生呑)(未邦訳)」、「君だけが気がかり(原題:我只在乎你)(未邦訳)」など。原作の映画『刺猬(ツーウェイ)』(監督:顧長衛(グー・チャンウェイ)) では脚本も担当。2024年、同作品で第26回上海国際映画祭最優秀脚本賞を受賞。
関根 謙(せきね けん)(翻訳):【翻訳】関根 謙(せきね けん)
1951年、福島県生まれ。慶應義塾大学名誉教授。専門は中国現代文学。慶應大学文学部長をへて、現在、季刊文芸誌『三田文學』編集長。主な著書に「近代中国 その表象と現実」(平凡社)、『抵抗の文学 国民革命軍将校阿壠の文学と生涯』(慶應義塾大学出版会)など。主な翻訳書に『私のこの生涯 老舎中短編小説集』(老舎 平凡社)(共訳)、『桃花源の幻』(格非 アストラハウス)、『南京 抵抗と尊厳』(阿壠 五月書房新社)など多数。
内容
北京へ、ニースへ、降りしきる雪の中へ、そして日本の桜の下へ。
シャーマニズムの香り濃い故郷瀋陽の街から、青年は逃奔するーー
鄭執は作家・脚本家・映像作家として活躍する中国の若きクリエイター。80後(バーリンホウ)世代※の旗手。
初邦訳となる本書には、中国東北部の中核都市である故郷・瀋陽の街から、あるいは鬱々と・あるいは劇的に・あるいは飄々と逃奔する青年を主人公とする、三つの物語を収録。
(※80後世代:80年代後半生まれ。中国の一人っ子政策の申し子で、他の世代より恵まれた経済環境に育ち、国際的な視野も経験も十分とされる)
【各作品紹介】
「ハリネズミ」
シャーマニズムの色濃い街で繰り広げられる不条理な茶番劇。周囲から変人扱いされてきた伯父と内向的な主人公が40歳の年の差を超えてかわす魂の交流。
「モンテカルロ食人記」
厳しい受験戦争に疲弊した主人公。その鬱屈する愛憎の相剋から溢れ出すエネルギーが巻き起こす、吹雪の街の奇譚。
「森の中の林」
「四人で五つの良い目を持つ」という祖父、父、息子、三世代の家族。それぞれの人生と愛、そして一つのミステリー。