著者紹介
西山 昭彦(著者):立命館大学客員教授。明星大学特別顧問・客員教授。一橋大学社会学部卒業後、東京ガス㈱入社。ロンドン大学大学院留学、ハーバード大学大学院修士課程修了。中東経済研究所研究員。社内ベンチャーで㈱アーバンクラブ設立、取締役。法政大学大学院博士後期課程修了、博士(経営学)。法政大学大学院客員教授、東京ガス都市生活研究所長・西山経営研究所長、東京女学館大学国際教養学部教授、一橋大学特任教授、三菱商事㈱社外取締役、立命館大学共通教育推進機構教授を経て2023年4月より現職。これまでに3カ国4大学で学び、計8大学で勤務した経験を持つ。人材育成、企業経営、キャリアデザインを中心に研究し、研修・講演は通算1000回を超える。「ビジネスパーソンの生涯キャリア研究」がライフテーマ。趣味は海外旅行(計50カ国)、レストランめぐり(計3000軒以上)。著書計65冊。
内容
少子化で大学経営は困難な時代を迎え、定員割れの私立大学は半分を超えている。だが、そのなかでも伸び続けている大学がある。日本大学、早稲田大学に続き学生数第3位の立命館大学だ。
国家公務員総合職試験合格者数でも東大、京大に続き第3位。「他の国立大学、早慶は追い越されたのか。いったい何が起きているのか」。内外への取材と分析で疑問を解き明かす。
「学生が受験してくれなければ、大学は明日つぶれる。学生が4年間で成長し、卒業後社会で活躍するから大学の存在意義がある。そこで、学生がどういう大学生活をして、成長、満足度はどうなのか。卒業後どういう仕事をして、どういうキャリアを歩んでいるのか。立命館大学をどう評価しているか。これらは教育効果の検証にもなるが、学生ファーストのスタンスこそ本書の第一原則だ」(「はじめに」)。
学生および卒業生、受験生をもつ親、企業・学校・教育関係者いずれの立場から読んでも有益な内容。