著者紹介
佐藤優(著者):佐藤優
佐藤優 Sato Masaru
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、在ロシア日本大使館に勤務。2005年から作家に。05年発表の『国家の罠』で毎日出版文化賞特別賞、翌06年には『自壊する帝国』で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。『修羅場の極意』『ケンカの流儀』『嫉妬と自己愛』など著書多数。池上彰氏との共著に『教育激変』などがある。
西村陽一(著者):
西村陽一
西村陽一(にしむら・よういち)
1958年東京都生まれ。東大卒、81年朝日新聞社入社、静岡支局で新聞協会賞受賞、政治部員。モスクワとワシントンの特派員、アメリカ総局長、清華大学高級訪問学者など米中ロで計13年勤務。政治部長、編集局長を経て、役員として編集、デジタル、マーケティングを統括、ザ・ハフィントンポスト・ジャパン代表取締役。2021年退社後、東京大学大学院客員教授として国内外の大学などで講義講演多数。著書『プロメテウスの墓場―ロシア軍と核のゆくえ』、共著『無実は無罪に』『イラク戦争』など。
内容
★★これが、記者と官僚を待ち受ける
5つの罠と、7つの鉄則だ!
西村 「そんな巧妙な手を使ったのか! (中略)大統領が晩餐会を欠席せざるをえないほど交渉がもめていると誘導されれば、その3時間は気が気じゃなかっただろうね」
佐藤 「ある情報を隠すために偽装論点をつくるという手口は、インテリジェンスの世界ではよくやるね。秘密をガッチリ守ろうとするとむしろ目立ってアタックされやすい。だから偽装論点をつくって、目をそらす」(本文より)
暴こうとする記者。情報操作を狙う官僚。33年の攻防を経て、互いの手の内を明かした前代未聞の「答え合わせ」。5つの罠と7つの鉄則はすべてのビジネスパーソン必読。
◆記者を攪乱する手口
◆報道された事実を潰す手口
◆意図的な情報操作を警戒する目
◆記者と官僚を待ち受ける5つの罠
◆記者と官僚、7つの鉄則
【罠】国益の罠、集団思考の罠、両論併記の罠 他……
【鉄則】ユーモアのセンスを持て、情報源を甘やかさない、甘えない、
中期の発想で予測・分析する 他……