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新刊 書評掲載

ワルイコいねが

安東 みきえ  著

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価格 \1,650(税込)         

発行年月 2024年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 186p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784065360200
商品コード 1039324288
NDC分類 913.6
書評掲載誌 朝日新聞 2024/12/28
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039324288

著者紹介

安東 みきえ(著者):安東みきえ
1953年、山梨県生まれ。「ふゆのひだまり」で第11回小さな童話大賞(毎日新聞社主催)大賞を、「いただきます」で同選者賞今江祥智賞を、『天のシーソー』で第11回椋鳩十児童文学賞、『満月の娘たち』で野間児童文芸賞を受賞。『夜叉神川』がIBBYオナーリストに選ばれる。
その他、「夕暮れのマグノリア」「頭のうちどころが悪かった熊の話」など著書多数。

内容

あの転校生のアキトだ。
ジャンパーにジーンズの津田さんは電柱のうしろにかくれるようにして、お寺をじっと見つめていた。
道をへだてたところにいるあたしには気づいていないようすだ。
しんせきの集まりできたのだろうか。いや、それならば同じように黒い服を着るだろうし、かくれてながめる必要はない。
めずらしいのか。
おそうしきや法事といった風習が、前に住んでいた町とはちがっていいて、何かよほどきょうみをひかれるところがあるのだろうか。
まったく周囲に注意をはらっていないほどの真剣さが不思議だった。(本文より)


あらすじーー「うっかり自分の考えを言わないのがせいかいなのだ」と思いつつ、そんな自分を少しみみっちい性格だと思っている美海は、正直になんでも言いすぎて「性格が悪い」とクラスメートから言われている隣のクラスに転校してきたアキトと仲良くなる。

アキトは別に悪い子ではなく、少し変わっているだけだと思っていた美海だが、
やがてアキトがお寺だのおそうしきだの、不吉な場所にばかり興味を持ったりお年寄りに厳しい様子を何度か見てしまい胸がざわざわしてくる。

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