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移民都市
レス・バック,
シャムサー・シンハ
著
有元 健,
挽地 康彦,
栢木 清吾
翻訳
発行年月 |
2024年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
383p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/労働経済・人口 |
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ISBN |
9784409241660 |
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商品コード |
1039342788 |
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NDC分類 |
334.433 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年12月1週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2025/01/04 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039342788 |
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著者紹介
レス・バック(著者):【著者】レス・バック
Les Back/グラスゴー大学教授。邦訳書に『耳を傾ける技術』(有元健訳、せりか書房)がある。その他「ユニオンジャックの下の黒――アイデンティティの見世物、W杯、そしてなぜサッカーを真剣に考える必要があるのか」(伊藤守編『サッカーの詩学と政治学』所収、有元健訳、人文書院)、「なぜスポーツが問題なのか?――レス・バック氏との対話」(聞き手:有元健)『スポーツ社会学研究』21(1)2016年3月 。
シャムサー・シンハ(著者):【著者】シャムサー・シンハ
Shamser Sinha/サフォーク大学法社会学部社会学・青少年研究専任講師。
有元 健(翻訳):【訳者】有元 健(ありもと・たけし)
国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科上級准教授。専門はカルチュラル・スタディーズ、身体文化論。共著書に『サッカーの詩学と政治学』(伊藤守編、人文書院)、『『メディア論の冒険者たち』(東京大学出版会)、『東京オリンピックはどう観られたか――マスメディアの報道とソーシャルメディアの声』(伊藤守編、ミネルヴァ書房)など。訳書にレス・バック『耳を傾ける技術』(せりか書房)。
挽地 康彦(翻訳):【訳者】挽地 康彦(ひきち・やすひこ)
和光大学現代人間学部人間科学科教授。NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)」編集部を兼任。専門は社会学、移民研究、カルチュラル・スタディーズ。共著書に『非正規滞在者と在留特別許可――移住者たちの過去・現在・未来』(日本評論社)、『九州という思想』(花書院)、『入管問題とは何か』(明石書店)など。
栢木 清吾(翻訳):【訳者】栢木 清吾(かやのき・せいご)
翻訳家。桃山学院大学、広島工業大学ほか非常勤講師。専門はイギリス近現代史、歴史社会学、移民研究。訳書にニケシュ・シュクラ編『よい移民』、パニコス・パナイー『フィッシュ・アンド・チップスの歴史』(ともに創元社)など、共著書に『ふれる社会学』(北樹出版)、『舌の上の階級闘争』(リトルモア)などがある。
内容
多文化都市ロンドン、
揺らぎ続ける移民たちの生
排外主義が渦巻くこの時代、ロンドンの移民青年たち30人と継続的に対話を重ね、その苦悩や格闘の軌跡をつぶさに辿る。グローバルな移動を生み出したポストコロニアルの歴史、厳しい国境管理、そして個々人の生におけるコンヴィヴィアリティ――理論と対話の現場を往還しながら、『耳を傾ける技術』の著者がかれらとともに創り上げた、協働的で革新的な「都市の民族誌(アーバン・エスノグラフィー)」の誕生。
「あなたがどこにいても、またそれがいつであろうと、そこが故郷(ホーム)である――これは場所と時間のなかに、そしてそれを交差して位置づけられる存在感覚を表す美しい表現ではないだろうか。シャーリンにとって、それらの場所と時間の痕跡は彼女の生活のなかに持ち込まれていると同時に、今ここにおいて彼女が構築している生活と故郷を形づくるのである」(本文より)
◎目次
序 章 移動する世代
第一章 モバイルな生、移動する国境
第二章 「あなたがそこにいるから、私たちがここにいる」
――移民論争のスケールを変える
第三章 ボートでやってきた新参者(フレッシー)
第四章 待つこと、デッドタイム、より自由な生
第五章 国境をまたいで生きる
第六章 人種主義の廃墟の只中にある多文化的コンヴィヴィアリティ
第七章 結論 ロンドンの物語
おわりに 別のやり方で民族誌(エスノグラフィー)を書くこと