【MeL】楽しみと日々 【スマホ・読上】
高遠 弘美 著
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内容
目次
まえがき──ミクロポリスへの渡り橋 街区Ⅰ プルーストの花咲く街 プルーストと暮らす日々 『失われた時を求めて』の冒頭について 夜のパリ、夢のヴェネツィア 花咲けるアール・ヌーヴォーの庭で フォーレとプルースト 街区Ⅱ 月光に照り映える街 書を読む人荷風、そして彼の人も亦 鏡花遊記──駒下駄と人魚 夢中往還──内田百閒『初稿 冥途』に寄せて 別席の閑談──石川淳讃 石川淳・伝奇作品決定版 梶井基次郎「桜の樹の下には」 私家版タルホ集のすすめ 澁澤龍彥に導かれて 退屈な天使の日常を離れて──種村季弘論 沙漠を変える一握りの砂──ボルヘス讃 月の詩人、高柳誠 成熟と孤独──須永朝彦『鉄幹と晶子』 街区Ⅲ 言の葉の調べ漂う街 太夫の語りありてこそ──竹本住大夫師に教えて頂いたこと 名人たる理由 竹本住大夫引退に寄せて 市河晴子に恋して 孤寂の境地に遊ぶ──薄田泣菫『独楽園』 失われた楽園の記憶──杉浦明平『カワハギの肝』 優雅と慎み──倉橋由美子『夢の浮橋』 憧れの水平生活──佐藤亜紀『外人術』 静寂と響き──吉田健一に教えられた詩の世界 遠望の先に──中村真一郎と私 若々しき老成──西條八十 いま西條八十を振り返る 在野の詩人・山内義雄を求めて 学匠詩人・矢野峰人 幸福なる少数者のために──矢野峰人讃 街区Ⅳ 親しき外国人街 称賛と同情──名訳詩集にみなぎる「愛」のかたち ロミ『完全版 突飛なるものの歴史』 ロミ『乳房の神話学』 J・フェクサス『うんち大全』 D・ラティ『お風呂の歴史』 D・ノゲーズ『人生を完全にダメにするための11のレッスン』 P・レアージュ『完訳 Oの物語』 『トゥーサン版 ルバイヤート』をめぐって 街区Ⅴ 旅人宿が立ち並ぶ街 壺中の天を求めて 文化最前線 仏文学者の休日 日佛往還記繙讀 街区Ⅵ 雑踏往来の街 屋代高校時代の思い出 「調和」と「霊感」ということ──デューク・ジョーダン・トリオ東京公演を聴いて ワインの肴に『耳袋』 あやかしのうつつまぼろし枕べの夢 穏やかでつよいまなざし──ブラッサイ 訓育と鞭打ちの換骨奪胎──マッコルラン『アリスの人生学校』 極私的幻想文学──江戸文藝・志怪・プルースト 「珍説・愚説」学入門 風呂とフランス人 草ひばりのうたひやまない午さがり 変わる夢──『仮面ライダー響鬼』に寄せて 我は如何にしてビデなるものを知りし乎 ポッチャリ礼讃 いま読みたい詩の本 三冊 「引用的人間」の記憶について 街区Ⅶ 小さな図書館の街 書評 鹿島茂『歴史の風 書物の帆』 F・グラウザー『狂気の王国』 森洋子『シャボン玉の図像学』 野崎歓『ジャン・ルノワール 越境する映画』『フランス小説の扉』 Ch・モルゲンシュテルン『絞首台の歌』 穂村弘+東直子『回転ドアは、順番に』 M・パージュ『ぼくはどうやってバカになったか』 森洋子『ブリューゲル探訪──民衆文化のエネルギー』 入沢康夫『かりのそらね』 岩本素白『素湯のような話──お菓子に散歩に骨董屋』 堀江敏幸『その姿の消し方』 A・コンパニョンほか『プルーストと過ごす夏』 J・チャプスキ『収容所のプルースト』 鹿島茂『カサノヴァ』 川本直『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』 左川ちか『左川ちか全集』 安藤元雄『惠以子抄』 ペ・スア『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』 粟村政昭『ジャズ・レコード・ブック』 中野宏昭『ジャズはかつてジャズであつた』 街区Ⅷ 遊園地のある街 詩作 「四角い動物園」(くらげ、かもめ、河童、うさぎ、さる、うし、貘、すずむし)/「犬の思案」/「フェルメール」/「をんな 一」/「をんな 二」/「をんな 三 抒情句風に」/「をんな 四」/「こひうた」/「ほめうた」/「こひびとに」/「こひうた 二」/「海辺にて」/「こひうた──片恋」/「無題」/「さんどの」/「あるいは旅」/「ターバンの少女」/「夏の女」/「逝きつつあるロッコに」 あとがき──ミクロポリスからの戻り橋
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