丸善のおすすめ度
鋼の王国プロイセン~興隆と衰亡1600-1947~<上>
クリストファー・クラーク
著
小原 淳
翻訳
発行年月 |
2024年11月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
536p |
---|
大きさ |
20cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/ドイツ・オーストリア・スイス史 |
---|
|
|
ISBN |
9784622097464 |
---|
|
商品コード |
1039451860 |
---|
NDC分類 |
234.05 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2025年01月1週 |
---|
書評掲載誌 |
毎日新聞 2025/03/29 |
---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039451860 |
---|
著者紹介
クリストファー・クラーク(著者):(Christopher Clark)1960年オーストラリア生まれ。ケンブリッジ大学教授。著書に『夢遊病者たち』(小原淳訳、みすず書房、2017)、『時間と権力』(小原淳・齋藤敬之・前川陽祐訳、みすず書房、2021)、Revolutionary Spring: Fighting for a New World 1848-1849, London: Penguin, 2023などがある。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
小原 淳(翻訳):(おばら・じゅん)1975年生まれ。ドイツ近現代史専攻。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程史学専攻。早稲田大学文学学術院教授。著書に『フォルクと帝国創設』(彩流社、2011)、訳書にCh・クラーク『夢遊病者たち』(みすず書房、2017)、『時間と権力』(共訳、みすず書房、2021)、R・ゲルヴァルト『敗北者たち』(みすず書房、2019)、『史上最大の革命』(共訳、みすず書房、2020)、J・スタインバーグ『ビスマルク』(白水社、2013)、J・スパーパー『マルクス』(白水社、2015)、R・エヴァンズ『力の追求』(共訳、白水社、2018)などがある。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
内容
プロイセンの歴史を描き切り、歴史家クラークの名を世に知らしめた出世作。プロイセンを語らずしてヨーロッパを理解することはできないと鮮やかに示した本書は、プロイセン史の決定版として輝きを放っている。
現在のオランダからリトアニアまで広がり、多くの民族、宗教、文化、社会を包み込んだプロイセンは、不毛な辺境の地から始まった。上巻は、小さな領土の集まりであったプロイセンが、ヨーロッパの大国になるまでを描く。
神聖ローマ帝国の端で誕生し、三十年戦争、大選帝侯時代、ルター派とカルヴァン派、フリードリヒ大王時代、絶対主義的統治の限界、啓蒙主義の開花、対ナポレオン戦争の敗北、官僚による改革など、プロイセンがその姿をとる過程が明らかにされる。
膨大な一次資料に基づき、多数の人物、様々な事件、対立する勢力、制度の変遷が複雑に絡む長大な歴史を、生き生きと手際よく語るのは、クラークの真骨頂と言えるだろう。ドイツ史、プロイセン史、そしてヨーロッパ史を知ろうとするさいの必読書。[全2巻]