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鋼の王国プロイセン~興隆と衰亡1600-1947~<下>
クリストファー・クラーク
著
小原 淳
翻訳
発行年月 |
2024年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
552p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/ドイツ・オーストリア・スイス史 |
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ISBN |
9784622097471 |
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商品コード |
1039451861 |
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NDC分類 |
234.05 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2025年01月1週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2025/03/29 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039451861 |
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著者紹介
クリストファー・クラーク(著者):(Christopher Clark)1960年オーストラリア生まれ。ケンブリッジ大学教授。著書に『夢遊病者たち』(小原淳訳、みすず書房、2017)、『時間と権力』(小原淳・齋藤敬之・前川陽祐訳、みすず書房、2021)、Revolutionary Spring: Fighting for a New World 1848-1849, London: Penguin, 2023などがある。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
小原 淳(翻訳):(おばら・じゅん)1975年生まれ。ドイツ近現代史専攻。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程史学専攻。早稲田大学文学学術院教授。著書に『フォルクと帝国創設』(彩流社、2011)、訳書にCh・クラーク『夢遊病者たち』(みすず書房、2017)、『時間と権力』(共訳、みすず書房、2021)、R・ゲルヴァルト『敗北者たち』(みすず書房、2019)、『史上最大の革命』(共訳、みすず書房、2020)、J・スタインバーグ『ビスマルク』(白水社、2013)、J・スパーパー『マルクス』(白水社、2015)、R・エヴァンズ『力の追求』(共訳、白水社、2018)などがある。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
内容
第二次世界大戦後、連合国はプロイセンの解体を宣言した。プロイセンは消滅した。
ドイツはナチズムへと至る「特殊な道」を歩み、その一因はプロイセンにあるとされた。「特殊な道」論が落とした長い影は、プロイセンを歴史として対象化することを難しくした。本書はそうした状況に突破口を開いた。罪悪あるいは賛美という目的論から離れ、約350年に及ぶプロイセン通史を包括的かつ中立的に提示したのである。
下巻は、ナポレオンに敗北して破滅しかけたプロイセンがドイツの盟主になり、第二次世界大戦を経て消滅するまでを描く。
ヨーロッパの一部として存在していたプロイセンは、フランスとの闘争により、ドイツとの一体化を進めた。そしてドイツ統一が実現したとき、皮肉にもプロイセンの終焉が始まったのである。1848年革命、4つの戦争、ビスマルクとドイツ統一、ヴァイマル時代、ナチズム、戦後までが語られる。
膨大な資料、歴史的事件、制度、政治という多種多様な要素が、不協和音を奏でることなく、ひとつのプロイセン像を提示する。プロイセンの歴史を描き切った決定版。[全2巻]