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イスラームからお金を考える(ちくまプリマー新書 476)
長岡 慎介
著
発行年月 |
2024年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
185p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/各国の経済事情・経済史 |
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ISBN |
9784480685070 |
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商品コード |
1039540921 |
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NDC分類 |
332.27 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年01月3週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2025/02/09 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039540921 |
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著者紹介
長岡 慎介(著者):長岡 慎介(ながおか・しんすけ):1979年生まれ。東京大学農学部卒業。現在、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授。修士(経済学、東京大学)、博士(地域研究、京都大学)。イスラーム経済の思想および実態を中東と東南アジアでのフィールドワークを通じて解明しながら、そのポスト資本主義的可能性について探究している。著書に『現代イスラーム金融論』(名古屋大学出版会)、『イスラームからつなぐ2 貨幣・所有・市場のモビリティ』(東京大学出版会、編著)、『お金ってなんだろう?――あなたと考えたいこれからの経済』(平凡社)など。
内容
イスラームには利子の禁止や喜捨の義務など信仰に基づいた経済の仕組みがある。今急速に発展しつつあり、世界の金融危機にも揺るがないイスラーム経済とは?
イスラームの世界では、助け合い精神で経済が回っている。お金を持っている人が持っていない人へ与える喜捨や銀行が無利子で事業へ出資し、儲けが出たら分配するムダーラバという仕組みだ。どちらも自分の利益のためにお金を使うのではなく、信仰に基づいた行動なのだ。現在の金融資本主義社会が抱える問題と限界を克服する、古くて新しい考え方、それが「イスラーム経済」だ。