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夏目漱石 美術を見る眼
ホンダ・アキノ
著
発行年月 |
2024年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
261p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784582839753 |
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商品コード |
1039566857 |
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NDC分類 |
910.268 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年01月4週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2025/03/01、毎日新聞 2025/03/01 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039566857 |
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著者紹介
ホンダ・アキノ(著者):大阪府生まれ。奈良女子大学卒業後、京都大学大学院で美学美術史を学ぶ。修士課程を修了し新聞社に入社。支局記者を経て出版社へ。雑誌やムック、書籍の編集に長年携わったのちフリーとなる。
内容
「芸術は自己の表現に始つて、自己の表現に終るものである」
明治40年、東大教授を蹴って朝日新聞に入社した漱石は、折にふれ芸術に関する記事を紙面に綴り、自由で忖度のない持論を堂々と展開した。同時代の美術に漱石は何を見たのか、繰り返し強調した「自己の表現」とは何を意味するのか──。
“美術の門外漢”として書きのこした言葉から浮かび上がる独自の芸術観、そこから浮かび上がる、漱石の生きる姿勢とは?
各紙で書評続々の『二人の美術記者 井上靖と司馬遼太郎』著者による〈小説家×美術〉第二弾。
【目次】
はじめに
1 漱石の美術遍歴と美術批評の背景
一 子ども時代から積み重ねた美術体験
二 小説にあらわれた美術
三 教師をやめて新聞社員となる
四 過渡期にあった明治〜大正の日本美術界
2 同時代の美術を見る眼
一 独自の着眼点と向き合い方
二 「文展と芸術」
三 「素人と黒人」について
四 津田青楓君は「ぢゞむさい」
五 西洋美術と同時代の日本美術へのまなざしの違い
六 芸術批評が浮き彫りにした“生きる姿勢”
3 「自己の表現」とは何か
一 絵筆をとる漱石
二 「自己の表現」再考
おわりに
あとがき
関連年表
主な参考文献