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投票の倫理学~ちゃんと投票するってどういうこと?~<下>
ジェイソン・ブレナン
著
玉手 慎太郎,
見崎 史拓,
柴田 龍人,
榊原 清玄
翻訳
発行年月 |
2025年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
248p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/現代政治・行政学 |
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ISBN |
9784326351954 |
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商品コード |
1039574884 |
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NDC分類 |
314.8 |
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本の性格 |
学術書/学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年02月4週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2025/03/15、読売新聞 2025/04/20 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039574884 |
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著者紹介
ジェイソン・ブレナン(著者):ジェイソン・ブレナン(Jason Brennan)
2007年にアリゾナ大学でPh. D. 取得後、現在はジョージタウン大学マクドノー・ビジネス・スクール教授を務める。専門は政治哲学、応用倫理、公共政策など多岐に及び、リバタリアニズムの有力な論客である。主な著作に、Why Not Capitalism?, Routledge Press, 2014、Against Democracy, Princeton University Press, 2016、Debating Democracy,Oxford University Press, 2021 (Helene Landemore との共著)などがある。また、Routledge Handbook of Libertarianism, Routledge,2017 の編者でもある (David Schmidtz、Bas van der Vossen との共編)。
玉手 慎太郎(翻訳):玉手 慎太郎(たまて しんたろう)
学習院大学法学部政治学科教授。専門:倫理学・政治哲学。業績:『今を生きる思想ジョン・ロールズ:誰もが「生きづらくない社会」へ』講談社、2024年。『公衆衛生の倫理学:国家は健康にどこまで介入すべきか』筑摩書房、2022年。「人生の意味が社会の変化によって失われるとき」『現代思想』52(4)号、2024年など。
見崎 史拓(翻訳):見崎 史拓(みさき ふみひろ)
名城大学法学部准教授。専門:法哲学。業績:「リーガル・リアリズムの感情言説は「ネガティブ」か?:フランクとルウェリンを中心に」『名城法学』73 巻2・3・4号、2024年。「ルウェリンの法学教育論:その内実と限界」『法の理論』42号、2024年など。
柴田 龍人(翻訳):柴田 龍人(しばた りゅうと)
東京大学総合文化研究科国際社会科学専攻博士後期課程。専門:政治哲学。業績:「誰かに対する義務において要求は中心を成すか?:不確実性と人類の負う義務の観点から」『相関社会科学』第32号、2023年。「契約主義的リスク論の意義と問題」『政治思想研究』第25号、2025年掲載予定。
榊原 清玄(翻訳):榊原 清玄(さかきばら きよはる)
東京大学総合文化研究科国際社会科学専攻博士後期課程。専門:政治哲学・応用倫理学。業績:「無条件かつ一律給付のベーシック・インカムの擁護:平等な尊重の観点から」『 社会と倫理』第39号、2024年(阿部崇史氏との共著)など。
内容
みなが選挙にいけばよい、というものではない! 何となくの常識にとらわれず、私たちが投票すべき理由について根本から問い直す。
「市民には投票する道徳的義務がある」「投票率は高ければ高いほどよい」「自分が良いと思った候補者に自由に投票してかまわない」こうした常識を正面から疑い、真剣に投票すること、また投票を棄権することの意味を深く緻密に考える。私たちは投票にあたっていかなる態度を取るべきなのか。極めてアクチュアルな政治的・倫理的考察。
【原著】Jason Brennan, The Ethics of Voting(Princeton University Press, 2011)