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仏教は科学なのか~私が仏教徒ではない理由~

エヴァン・トンプソン  著

護山 真也  翻訳
藤田 一照, 下西 風澄  監修
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価格 \2,970(税込)         

発行年月 2024年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 309p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/宗教/仏教
ISBN 9784908148279
商品コード 1039597888
NDC分類 180.4
基本件名 仏教
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2025年01月3週
書評掲載誌 読売新聞 2025/03/09
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039597888

著者紹介

エヴァン・トンプソン(著者):ブリティッシュ・コロンビア大学哲学科教授。認知科学、心の哲学、現象学、異文化哲学(特に仏教やその他のインド哲学の伝統)の観点から、心、人生、意識、自己について執筆している。1983年にアマースト大学でアジア研究の学士号を、1990年にトロント大学で哲学の博士号を取得。フランシスコ・ヴァレラ、エレノア・ロッシュとの共著に『身体化された心―仏教思想からのエナクティブ・アプローチ』(工作舎)、著書に『Mind in Life: Biology, Phenomenology, and the Sciences of Mind』、『Waking, Dreaming, Being: Self and Consciousness in Neuroscience, Meditation, and Philosophy』(ともに未邦訳)など。
護山 真也(翻訳):信州大学人文学部教授。研究分野は、比較哲学・仏教学。ウィーン大学博士課程修了(Dr. Phil.)。著書に『仏教哲学序説(未来哲学双書)』(ぷねうま舎)、共著に『シリーズ大乗仏教 9 認識論と論理学』(春秋社)など。論文に「仏教認識論とエナクティブ・アプローチ」(『比較思想研究』第43号)、「仏教哲学の可能性―無我説をめぐる西洋哲学との対話」(『現代思想』2018.10臨時増刊号)ほか。
藤田 一照(監修):東京大学教育学部教育心理学科卒業。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程を中途退学し、曹洞宗の紫竹林安泰寺にて得度、僧侶となる。1987年よりアメリカ合衆国マサチューセッツ州のヴァレー禅堂で禅の講義や坐禅指導を行う。2005年、帰国。2010年より2018年までサンフランシスコの曹洞宗国際センター所長(第2代)を務める。神奈川県の葉山にて実験的坐禅会を主宰。著書に、『現代「只管打坐」講義』(佼成出版社)、『現代坐禅講義』 (角川ソフィア文庫)ほか、共著や訳書が多数。
下西 風澄(監修):東京大学大学院博士課程単位取得退学。哲学と文学を中心に執筆。著書に『生成と消滅の精神史─終わらない心を生きる』(文藝春秋)。論文に「フッサールの表象概念の多様性と機能」(『現象学年報』第33号)、「生命と意識の行為論:フランシスコ・ヴァレラのエナクティブ主義と現象学」(『情報学研究』No.89)など。執筆に「生まれ消える心 ─ 傷・データ・過去」(『新潮』2023.5)、「演技する精神へ ─ 個・ネット・場」(『文學界』2023.6)、「青空を見つめて死なない」(『ユリイカ』2024.4)ほか。

内容

"本書は、仏教を理解しようとする多くの科学者や哲学者の必読書となるだろう。"
――心理学者・哲学者 アリソン・ゴプニック

"破壊的かつ包括的な批評である。"――哲学者 ジョナルドン・ガネリ

"本書で語られている仏教に関する議論や認知科学の知識は、この先日本でも常識になると思います。"
――藤田一照(元曹洞宗国際センター所長、『現代坐禅講義 – 只管打坐への道』著者)

"現代の意識の哲学において最も重要な哲学者のひとり、エヴァン・トンプソンの初邦訳。哲学・科学・宗教を横断する壮大な思考が、丁寧な論証によって綴られた一冊。ダライ・ラマと共に科学と宗教の対話の場を創設した神経生物学者フランシスコ・ヴァレラの意志を継ぐ哲学者が、現代の仏教と科学の関係をどのように捉えているのか。意識とはなにか、自己とはなにか、この本を読んであらゆる観点から考えてみて欲しい。"
――下西風澄(『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』著者)

意識の哲学、認知科学の哲学を牽引する哲学者エヴァン・トンプソンの待望の初邦訳。
本書は、仏教を「心の科学」と考える仏教モダニズムや、マインドフルネス流行に対する挑戦的論考である。
仏教のとらえてきた「悟り」や「涅槃」は、脳科学によって解明できるのか。
仏教における「無我」や「自我」は、現代哲学の議論とどのように関係するのか。
現象学、認知科学、仏教哲学を横断しながら、仏教の教義を再検討し、現代世界の仏教哲学を提案することで東洋と西洋を超える思想を探求する一冊。

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