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スピリチュアリズムの時代~1847-1903~
伊泉龍一
著
発行年月 |
2025年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
804p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/心理学史・心理学理論 |
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ISBN |
9784314012072 |
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商品コード |
1039758386 |
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NDC分類 |
147.02 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2025年04月1週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2025/04/26 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039758386 |
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著者紹介
伊泉龍一(著者):【著者】伊泉龍一(いずみ・りゅういち)
占い・精神世界研究家。翻訳家。著書に『タロット大全――歴史から図像まで』(紀伊國屋書店)などがある。訳書に、ポール・ガンビーノ『死を祀るコレクション――モダン・ゴシックという生き方、その住まい』(グラフィック社)、ピーター・ビーバガル『シーズン・オブ・ザ・ウィッチ――いかにしてオカルトはロックンロールを救ったのか?』、ロバート・C . コトレル『60s カウンターカルチャー――セックス・ドラッグ・ロックンロール』(以上、駒草出版)、ショーン・レヴィ『レディ・ステディ・ゴー!――60s スウィンギン・ロンドン』、ドン・ラティン『ハーバード・サイケデリック・クラブ――ティモシー・リアリー、ラム・ダス、ヒューストン・スミス、アンドルー・ワイルは、いかにして50年代に終止符を打ち、新たな時代を先導したのか?』、『至福を追い求めて――60年代のスピリチュアルな理想が現代の私たちの生き方をいかに形作っているか』(以上、フォーテュナ)ほか多数。音楽・映画・文化史・インテリアなどに関する訳書もある。
内容
人々を熱狂させた社会現象に迫る
近代スピリチュアリズム研究の決定版
19世紀半ばのアメリカに出現し、興隆を見せたスピリチュアル・ムーヴメントとはいったい何だったのか。ことの発端は1847年、ニューヨーク州の外れの小さな村で聞こえてきた不可解な音と、『自然の原理』という奇書の誕生だった。
「心霊主義」とも訳されるこのムーヴメントは、19世紀後半の英米圏で、産業革命がもたらした労働環境の悪化などに対する社会改革運動やキリスト教の退潮を後ろ盾に大きな流れになり、ウォレス、ダーウィン、ハクスリー、ファラデー、ティンダル、クルックス、シジウィック、ジェイムズ、パースら、第一線で活躍していた学者たちも巻き込んでいった。
源流となる18世紀のスウェーデンボルグやメスメリズムに遡りつつ、ムーヴメントが隆盛を極めた1847年から1903年までの資料から、“見えない力”や“霊的なるもの”に翻弄された人々の記録を辿りながら、その背景にあった社会思想や文化的意義を踏まえて考察する。
【厖大な資料をもとにムーヴメントの興亡を克明に描き出した比類なき大著、待望の刊行!】