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ガザの光~炎の中から届く声~

リフアト・アルアライール, アスマア・アブー・メジェド, シャハド・アブーサラーマ, バスマン・アッディラウィー, サーレム・アル=クドゥワ, スハイル・ターハー, ヌール・ナイーム, モスアブ・アブー・トーハ, ドルガム・アブーサリーム, ユーセフ・M・アルジャマール, イスラア・ムハンマド・ジャマール  著

斎藤ラミス まや  翻訳
ジハード・アブーサリーム, ジェニファー・ビング, マイケル・メリーマン=ロッツェ  監修
早尾 貴紀  他
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \2,970(税込)         

発行年月 2025年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 378p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/総記/総記/百科事典・辞典・各種辞典・地図・年表・人名事典
ISBN 9784750358543
商品コード 1039769467
NDC分類 302.279
基本件名 パレスチナ問題
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2025年01月2週
書評掲載誌 読売新聞 2025/02/02、朝日新聞 2025/02/15
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039769467

著者紹介

リフアト・アルアライール(著者):ガザ・イスラーム大学で世界文学、比較文学、フィクションおよびノンフィクションのクリエイティブ・ライティングを教えていた。Gaza Unsilenced(Just World Books, 2015)の共同編集者であり、『物語ることの反撃――21世紀パレスチナ短篇集』(藤井光訳、河出書房新社、2024予定)の編者および寄稿者でもある。
アスマア・アブー・メジェド(著者):経済開発と多様性受容の専門家として、農業分野におけるジェンダー、開発、気候変動の問題に取り組んでいる。彼女の研究テーマは、ケアエコノミー、経済部門における女性の組織化、民間部門の社会的説明責任、パレスチナの政治、農業、環境のアイデンティティの相互作用などである。
シャハド・アブーサラーマ(著者):パレスチナ人アーティストで、ブログ「Palestine from My Eyes」の著者。学術誌や文芸誌など複数の出版物に文章を提供している。現在、シェフィールド・ハラム大学の博士課程に在籍し、パレスチナ映画について研究している。
バスマン・アッディラウィー(著者):理学療法士で、2010年にガザのアル=アズハル大学を卒業。音楽、映画、特別な障害を持つ人々に関心を持ち、オンライン・プラットフォーム「We Are Not Numbers」に数多くの物語を寄稿している。
サーレム・アル=クドゥワ(著者):受賞歴のある建築家で大学講師。前向きな社会変革をもたらす日常の建築を探求している。ハーバード大学神学大学院で紛争と平和学の特別研究員を務め、Open Gaza: Architectures of Hope (American University in Cairo Press, 2021)にも寄稿している。
スハイル・ターハー(著者):ラーマッラー在住の研究者で、パリ政治学院で人類学の博士課程に在籍。学術誌や文芸誌など複数の出版物に寄稿している。
ヌール・ナイーム(著者):人工知能(AI)の倫理、社会に役立つAI、アルゴリズムに潜む偏見、コンピュータ・ビジョン、機械学習、自然言語処理の研究者。イスタンブール・アイディン大学の管理・人工知能学部(トルコ)で博士号を取得。
モスアブ・アブー・トーハ(著者):詩人、エッセイスト、短編作家であり、ガザのエドワード・サイード図書館の創設者でもある。2019年から2020年にかけて、ハーバード大学の客員詩人兼司書として滞在。主な著書にThings You May Find Hidden in My Ear: Poems from Gaza (City Lights Books, 2022)などがある。
ドルガム・アブーサリーム(著者):コミュニケーションとメディアの専門家で、ジャーナリズム、国際問題、コミュニケーションの分野で活躍している。スイス・ジュネーブの国際開発研究大学院で国際問題修士課程を修了。
ユーセフ・M・アルジャマール(著者):作家、ジャーナリスト、翻訳家である。Prisoners Diaries, Palestinian Voices from the Israeli Gulag (2013、共同翻訳)、Dreaming of Freedom, Palestinian Child Prisoners Speak (2016、翻訳)、A Shared Struggle, Stories of Palestinian and Irish Hunger Striker (2021、翻訳/共著) など多数の本を出版している。サカルヤ大学中東研究所(トルコ)の博士課程に在籍。
イスラア・ムハンマド・ジャマール(著者):英文学部卒で、5人の子どもの母親。彼女はガザでの生活について執筆しており、ニュースに出てくる数字では伝わらない人間の物語を伝えるパレスチナの若者向けのオンライン・プラットフォーム「We Are Not Numbers」(2015年設立)にも寄稿している。
斎藤ラミス まや(翻訳):1975年生まれ、ニューヨーク大学英米文学科卒。訳書にC.ダグラス・ラミス『日本は、本当に平和憲法を捨てるのですか?』(平凡社)がある。所属していた音楽グループの解散後、アメリカによるアフガニスタンおよびイラクに対する戦争に反対する平和運動に参加。数万人規模になったデモ(ピースパレード)広報のためにウェブサイトを運営、宣伝のため山手線内で広報活動を行って私服警察と追いかけっこをしたり、平和運動のフリーペーパー『シナプス』を発行したり、『9をまく』(大月書店)の製作活動にもかかわる。その後TV局各社で翻訳業をしながら現在は水彩画のチャンネルも運営している。2023年10月7日以降、X(旧Twitter)でガザからの声や関連投稿を翻訳する活動を開始。XのURLはこちら。
https://x.com/kirikousaito
ジハード・アブーサリーム(監修):ニューヨーク大学の歴史学とヘブライ・ユダヤ研究の合同プログラムで博士号を取得中の学者、作家、講演家。2018年よりAFSCに勤務。Gaza as Metaphor (Hurst Publishers, 2016) やPalestine: A Socialist Introduction (Haymarket Books, 2020) などのアンソロジーにも寄稿している。
ジェニファー・ビング(監修):1989年からAFSCに勤務し、パレスチナと中東に関する講演ツアー、会議、ワークショップ、アドボカシー・キャンペーン、教育プログラムなど数百のプログラムを企画し、さまざまな分野でAFSCに貢献してきた。
マイケル・メリーマン=ロッツェ(監修):2010年よりAFSCに勤務し、米国におけるイスラエルとパレスチナに関する支援活動と政策の調整を行っている。専門分野は人権と紛争解決で、パレスチナ、ヨルダン、レバノン、イエメン、イラクおよび中東全域でのプログラムに携わる。
早尾 貴紀(他):1973年生まれ、東京経済大学教員。パレスチナ/イスラエル研究、社会思想史研究。ヘブライ大学客員研究員として2002-04年(第二次インティファーダ期)に東エルサレム在住、その間に西岸地区、ガザ地区、イスラエル国内でフィールドワーク。著書に『パレスチナ/イスラエル論』(有志舎)、『ユダヤとイスラエルのあいだ――民族/国民のアポリア』(青土社)など、共著に『残余の声を聴く――沖縄・韓国・パレスチナ』(明石書店)など、訳書にジョー・サッコ『ガザ 欄外の声を求めて』(Type Slowly)、イラン・パペ『パレスチナの民族浄化――イスラエル建国の暴力』(田浪亜央江との共訳、法政大学出版局)、サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』『なぜガザなのか――パレスチナの分断、孤立化、反開発』(ともに岡真理、小田切拓との共訳、青土社)などがある。

内容

燃やされているのは学校や病院だけではない。人々が、物語が、記憶そのものが焼かれているのだ。侵攻目前に書かれた記録から、何を聴き取るべきなのか。パレスチナ人作家たちが〈未来〉に向けて遺した、比類なきメッセージ。

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