丸善のおすすめ度
陽だまりの昭和
川本 三郎
著
発行年月 |
2025年02月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
224p |
---|
大きさ |
20cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
---|
|
|
ISBN |
9784560091500 |
---|
|
商品コード |
1039769665 |
---|
NDC分類 |
914.6 |
---|
|
|
本の性格 |
学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2025年03月2週 |
---|
書評掲載誌 |
朝日新聞 2025/03/08、毎日新聞 2025/03/22 |
---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039769665 |
---|
著者紹介
川本 三郎(著者):1944年(昭和19年)東京生まれ。評論家。著書『大正幻影』(サントリー学芸賞)、『荷風と東京『断腸亭日乗』私註』(読売文学賞)、『林芙美子の昭和』(毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞)、『白秋望景』(伊藤整文学賞)、『マイ・バック・ページ』、『いまも、君を想う』、『向田邦子と昭和の東京』、『老いの荷風』、『遠い声/浜辺のパラソル』など多数。
内容
「昭和100年」記念出版!
昭和の暮しの温もりを綴る
時代の変遷とともに人々の生活習慣や価値観も移り変わり、昭和の風物詩が消え去りつつある今、「昭和」といえば、戦争や不況、思想弾圧など昭和史の暗い面に焦点をあてて語られがちである。だが、そんな時代にも市井の人々の暮しには穏やかな時間が流れていた。本書では、「失われた昭和」の温もりを、映画や文学、流行歌や絵画などに「描かれた昭和」から多面的に浮かび上がらせる、著者ならではのエッセイ集。
紙芝居、熱海への新婚旅行、アルマイトの弁当箱、夕暮れ時に傘を持って駅にお迎えに集まる人々の姿など、昭和の失われた風景がある一方で、「外食」や「アルバイト」はいつから始まったのか? 「ハイボール」の起源は? 「名曲喫茶ブーム」の背景は? ラジオの普及を促したのはスポーツ中継だった……など、令和にも息づく流行や事柄も多く、意外な発見がある。また、昭和30~40年代の高度経済成長期には、女性のバス車掌が最も多く、美容師は「キャリアウーマン」の先駆けだったことなど、戦後自立して生活していく女性の姿とその背景を細やかに追う著者のまなざしもあたたかい。人々の生が輝いていた、懐かしい昭和が詰まった一冊。