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超伝導転移の物理 増補版(現代理論物理学シリーズ 4)

池田 隆介  著

稲見 武夫, 川上 則雄  編
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価格 \5,060(税込)         

発行年月 2025年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 11p,215p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/理工学/物理学/電磁気学
ISBN 9784621310908
商品コード 1039881292
NDC分類 427.45
基本件名 超伝導
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2025年04月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039881292

内容

100年以上前、カマリング・オネスによる電気抵抗の消失が発見され、超伝導の基礎理論といわれるBCS理論が提出されてから既に70年近くが経過している。1980年代後半に入って銅酸化物系の高温超伝導物質が発見され、その超伝導現象の研究が始まって以後、超伝導の物理では様々な新分野が開拓され続けている。

本書では、電子状態の解説が中心となる従来の超伝導の専門書とは一線を画し、相転移や揺らぎをキーワードとした超伝導の解説を行う。高温超伝導(HTSC)で見出された磁場下の現象が、HTSCに固有のものではないことを明確にするため、物質に関する具体的な記述はむしろ避けて、従来からの超伝導の教科書とのつながりで読まれることを意識して、超伝導理論の基礎を中心に解説する。さらに専門書の多くは固体電子論の解説の延長として書かれているものが多いため、本書は対照的に統計力学的な側面からの超伝導理論の解説書となっている。

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