内容
娘を喪った青子と、病を宣告された茅乃。
〈あたりまえ〉から放り出されたその先で、私たちはもう一度生きると決めた。
喪失の彼方のうららかな場所を描く、第166回直木賞候補作。
(あらすじ)
ふいに断ち切られた日常を前に立ち竦む青子と茅乃は、10年ぶりに再開した合気道をきっかけに、かつての仲間たちと再会する。
大人になり、痛みを知った男女4人の交流が胸を打つ……
◎白尾悠氏、絶賛!
少し離れたところから、光を届けてくれる誰かがいる。
〝ひとり〟の中に〝あなたと私〟がある。
『新しい星』は私たちの孤独を、そして孤独の中で共に存るということを、祝福する小説なのだ。
(解説より)