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書評掲載

ウスバカ談義(ちくま文庫 う51-1)

梅崎 春生  著

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発行年月 2025年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 300p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784480440105
商品コード 1039968158
NDC分類 913.6
書評掲載誌 読売新聞 2025/05/25
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039968158

著者紹介

梅崎 春生(著者):梅崎 春生(うめざき・はるお):1915年福岡市生まれ。東京帝国大学国文学科卒業。在学中に「風宴」発表。42年陸軍に、44年海軍に召集、暗号通信分遣隊長として坊ノ津で終戦を迎える。復員後、戦争体験をもとに『桜島』『日の果て』を発表、一躍第一次戦後派作家の代表的存在となる。『ボロ家の春秋』で直木賞、『砂時計』で新潮社文学賞、『狂い凧』で芸術選奨文部大臣賞、『幻化』で毎日出版文化賞。1965年没。

内容

戦後派の巨匠が贈る昭和のユーモア短編集
強烈な友人・知人たちとの奇妙な会話、突飛なエピソード、滲み出す虚無感。
生誕110年記念復刊 
解説・荻原魚雷

「相手をグサッと突き刺すような言葉は、お互いに本能的に避けるでしょう。それがルールというものです。あんただって誰かと喧嘩して、大バカと言われるより、ウスバカと言われる方がこたえるでしょう。」(「ウスバカ談義」)

「山名君の説明では、友達にもたくさんの種類があり、たとえば、善友、悪友、益友、損友、その他棋友、釣友などいろいろあって、山名君は私の益友をもって任じているのだそうである。(「益友」)

ウスバカと大バカの違いとは? 善友・悪友ときて、益友とは? 買ってきたタコは何故七本脚なのか? 主人公のもとをたびたび訪れては奇妙な問答を繰り返し、何かを押し付けたりやらせたりする男・山名君との珍妙なやりとりが絶妙な連作ほか、語り手と友人知人が紡ぐ物語10編。戦後派の巨匠にして、虚無と表裏のユーモアで独特な存在を示した著者、最後の傑作短編集。

カバーイラスト 樋口達也
カバーデザイン 明石すみれ
     (芦澤泰偉事務所)

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