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小説を書くということ(中公文庫 つ3-31)

辻邦生  著

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価格 \1,100(税込)         

発行年月 2025年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 296p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/文芸批評・理論
ISBN 9784122076327
商品コード 1040000407
NDC分類 901.3
基本件名 小説
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2025年05月1週
書評掲載誌 朝日新聞 2025/04/19、毎日新聞 2025/05/24
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040000407

著者紹介

辻邦生(著者):辻邦生
一九二五(大正一四)年、東京生まれ。東京大学仏文科卒業。六三年「廻廊にて」で第四回近代文学賞、六八年『安土往還記』で芸術選奨新人賞、七二年『背教者ユリアヌス』で第一四回毎日芸術賞、九五年『西行花伝』で第三一回谷崎潤一郎賞受賞。そのほかの著書に『夏の砦』『嵯峨野明月記』『春の戴冠』『フーシェ革命暦』、連作短篇『ある生涯の七つの場所』全七巻、エッセイ『物語の海へ 辻邦生自作を語る』、紀行『美しい夏の行方』など。また『辻邦生全集
』全二〇巻がある。九九(平成一一)年没。

内容

フィクションとは、はじめ私が考えていたような、作者の勝手気ままによって、どのようにもなるというものではなく、むしろ、ある必然の動きをもって作者に迫ってくるものだ、ということができます。
フィクションとは、全体の真実を、生きた形で表わすための、必要な新しいパースペクティヴなのです――作家志望者に向けた講座(「言葉の箱」)、フィクション論から自作歴史小説での史料活用法まで。
貧血化し機能化する散文に対する、豊饒な文学世界の実現へと誘う創作論集。
〈あとがき〉辻佐保子〈解説〉中条省平

(目次より)
言葉の箱
 Ⅰ 小説の魅力
 Ⅱ 小説における言葉
 Ⅲ 小説とは何か

フィクションの必然性
 「語り」と小説の間
 小説家への道
 小説家としての生き方

なぜ歴史を題材にするか
 『春の戴冠』をめぐって
 歴史小説を書く姿勢

『言葉の箱』あとがきほか
 辻佐保子
  あとがきにかえて――記憶と忘却のあいだに 
  文庫版へのあとがき
 中条省平
  解説

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