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インド外交の新たな戦略~なぜ「バーラト」が重要なのか~

S・ジャイシャンカル  著

笠井 亮平  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \3,850(税込)         

発行年月 2025年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 350p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/国際関係論
ISBN 9784560091609
商品コード 1040020098
NDC分類 319.25
基本件名 インド-対外関係
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2025年05月1週
書評掲載誌 日本経済新聞 2025/05/17
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040020098

著者紹介

S・ジャイシャンカル(著者):インドの外務大臣、元外交官。1955年ニューデリー生まれ。デリー大学卒業後、ネルー大学で博士号(国際関係論)を取得。1977年にインド外務省に入省し、駐日大使館次席公使(1996-2000)、駐チェコ大使(2000-04)、駐シンガポール大使(2007-09)、駐中国大使(2009-13)、駐米大使(2013-15)、外務次官(2015-18)などを歴任した。退官後、2019年5月に発足した第2次モディ政権で外相に就任したほか、同年7月からは上院議員(インド人民党所属)も務めている。邦訳書に『インド外交の流儀』(白水社)がある。
笠井 亮平(翻訳):1976年愛知県生まれ。岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授。中央大学総合政策学部卒業後、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科で修士号取得。在中国、在インド、在パキスタンの日本大使館で外務省専門調査員として勤務。著書に『インパールの戦い』『『実理論』 古代インド「最強の戦略書」』(以上、文春新書)、『モディが変えるインド』『インド独立の志士「朝子」』(以上、白水社)、『インドの食卓』(ハヤカワ新書)、訳書に『インド外交の流儀』『ワイルドランド(上下)』『日本でわたしも考えた』『アメリカ副大統領』『シークレット・ウォーズ(上下)』『ネオ・チャイナ』『ビリオネア・インド』(以上、白水社)、監訳書に『日本軍が銃をおいた日』(早川書房)などがある。

内容

現職のインド外相が明かす「内在的論理」

インド外交の舵取りを担うジャイシャンカル氏が、前著『インド外交の流儀』の刊行以降、さらに「先行き不透明」な世界の中でインドは何を達成してきたのか、そして今後何をめざすのかを明確に示したのが本書である。著者は四〇年にわたり職業外交官としてインド外交の最前線で活躍し続けた人物であるとともに、国際政治分野で博士号をもつ教養人でもある。本書の記述はそうした豊富な経験と学識に裏打ちされたものであり、インド外交の内在的論理を理解するための絶好のテキストだと言える。
本書を特徴づけているのは、壮大な叙事詩『ラーマーヤナ』を参照しながらインド外交論を展開している点だ。各章の冒頭でテーマを示した後、それに関連する『ラーマーヤナ』のエピソードや登場人物を紹介し、その上で本論に入るという構成で、複雑さを増す国際情勢やインドの立ち位置、その中で追求されるべき理想や国益について巧みな筆致で解説する。インド人の意識に深く根差した物語に則して展開されるインド外交論は、類書にはない知的深みを有している。
豊島晋作氏(テレビ東京WBSメインキャスター)推薦!

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