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踊るのは新しい体~複製可能な者たちのための身体論~

太田 充胤  著

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価格 \2,640(税込)         

発行年月 2025年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 298p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/文化・芸術・社会意識
ISBN 9784845924172
商品コード 1040026199
NDC分類 799
基本件名 ダンス
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2025年05月1週
書評掲載誌 読売新聞 2025/05/04、日本経済新聞 2025/05/10
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040026199

著者紹介

太田 充胤(著者):1989年生。医師・批評家。内分泌・糖尿病専門医。旅行する批評誌『LOCUST/ロカスト』編集部。批評家としての過去の連載に、医療実践と食の接点を論じた「〈食べたい〉をめぐって」(医学書院『看護教育』)がある。2022年より東京大学大学院総合文化研究科 科学史・科学哲学研究室に在籍。修士論文「『生活習慣病』概念の半世紀──その発生・受容・変容」で広域科学専攻奨励賞を受賞し、現在は博士後期課程。

内容

データを流し込めば、魂が発生する。
人間の体とモノの体との境目が曖昧になっていく──
それは人類が夢見た未来なのか?
3DCG、VTuber、アバター、ロボットなどの生命をもたないモノたちの身体運用は人類に何を問うのか?

医師であり元ダンサーの俊英が放つ、
デジタルとアナログのあわい/機械と生体のあわいで身体を運用する現代人のための、
エキサイティングなダンス=身体=メディア論の誕生。

3DCGのキャラクターが高度な振付で踊り、犬型ロボットがBTSのMVのダンスを踊る。TikTokには膨大な数のコピーダンス動画がアップロードされ、生身の体に機械の体、画面の中のヴァーチャルな体にも、ダンスは情報として等しく流通していく。

果たしてアバターは魂の器なのか? ロボットは人間のように踊るのか? 増殖する振付は一体何を踊らせているのか?

初音ミク、VTuber、TikTokからAIまで、人形論、SF、メディアアートから盆踊りまで。
身体の複製・流通そして「踊る体」の消費・媒体化をキー概念に、私たちの身体にかかわるあらゆるトピックを渉猟しながら、テクノロジーによって根本的に変質した人類とモノたちの身体運用を検討する。新たな地平を切り拓く、スリリング&画期的ダンス論。

あのとき私がたしかに感じたのは、我々はもう持って生まれた体で踊らなくとも構わないのかもしれないという、解放感にも似たなにかだった。

・2020年からweb「かみのたね」での連載を大幅加筆・改稿した待望の書籍化。こちらから連載第1回がためし読みできます。
https://www.kaminotane.com/2021/05/21/14542/

・2018年に批評誌『ヱクリヲ』に発表された論考「幽体の群れはいかにして踊るか──肉体・幽体二元論」も収録。

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