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オスマン帝国全史~「崇高なる国家」の物語1299-1922~(講談社現代新書 2770)
宮下 遼
著
発行年月 |
2025年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
518p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/中東史 |
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ISBN |
9784065391884 |
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商品コード |
1040056407 |
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NDC分類 |
227.4 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年05月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040056407 |
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著者紹介
宮下 遼(著者):1981年、東京生まれ。東京外国語大学卒業、東京大学大学院総合文化研究科単位修得退学。現在は大阪大学大学院外国語学部准教授。 専門はトルコ文学(史)。 著書に『物語 イスタンブールの歴史ー「世界帝都」の1600年』(中公新書)、『無名亭の夜』(講談社)、『多元性の都市イスタンブル―近世オスマン帝都の都市空間と詩人、庶民、異邦人』(大阪大学出版会)、訳書にオルハン・パムク『私の名は赤[新訳版]』、『無垢の博物館』『ペストの夜』(いずれも早川書房)、ラティフェ・テキン『乳しぼり娘とゴミの丘のおとぎ噺』(河出書房新社)などがある。
内容
多民族・多宗教の大帝国はいかに栄え、そして滅びたか?
600年にわたる興亡を、小説家にして気鋭のトルコ文学者が描ききる!
渾身の「オスマン帝国史」が幕をあけるーー!!
「文明の発祥地であり東西南北の人とモノが目まぐるしく行きかう西ユーラシアにあって、しかもイスラーム教と正教、ユダヤ教、カトリック教を奉ずる異教徒同士が混住する東地中海と中東の只中に産声をあげ、従って富とともに常なる外寇と内訌(ルビ:ないこう)に晒(ルビ:さら)されるはずの地域に成立しながら、かほどの遐齢(ルビ:かれい)を見た国家は世に類を見ない。
本書は、現代から見れば、到底一つの政体が統合できるとは思われないこの世界を、実際に統治してみせたオスマン帝国の歴史を、最新の研究成果に拠りつつ辿る通史として編まれた(「はじめに」より)」
歴史のダイナミズムをとことん味わう、野心的な歴史大作!
【本書の構成】
はじめにーー崇高なる国家、あるいはオスマン世界
第一章 辺境の君侯
第二章 海峡をまたぐ王朝
第三章 大征服時代、世界帝国の誕生
第四章 壮麗王の帝国
第五章 成熟の帝国
第六章 改革の世紀
第七章 専制と革命
第八章 帝国の終焉
終章 オスマン語が語る世界