丸善のおすすめ度
知性の罠~なぜインテリが愚行を犯すのか~(日経ビジネス人文庫 ろ4-1)
デビッド・ロブソン
著
土方奈美
翻訳
発行年月 |
2025年04月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
429p |
---|
大きさ |
16cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/心理学/実験心理 |
---|
|
|
ISBN |
9784296124459 |
---|
|
商品コード |
1040112292 |
---|
NDC分類 |
141.1 |
---|
|
|
本の性格 |
学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2025年05月2週 |
---|
書評掲載誌 |
読売新聞 2025/05/11 |
---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040112292 |
---|
著者紹介
デビッド・ロブソン(著者):ケンブリッジ大学卒業(数学専攻)。ニュー・サイエンティスト誌の特集担当編集者、BBC Futureのシニア・ジャーナリストを経て、科学ジャーナリストとして独立。ガーディアン紙、アトランティック誌などに寄稿している。人間の脳、身体、行動が専門分野。
土方奈美(翻訳):翻訳家。日本経済新聞、日経ビジネスなどの記者を務めたのち、2008年に独立。2012年モントレー国際大学院にて修士号(翻訳)取得。米国公認会計士、ファイナンシャル・プランナー。訳書にエリック・シュミット他『How Google Works』、ジョン・ドーア『Measure What Matters』、ジム・コリンズ『ビジョナリー・カンパニー 弾み車の法則』、ウォルター・アイザックソン『レオナルド・ダ・ヴィンチ』など多数。
内容
インテリを愚行に走らせる「知性の罠」とは何か――その回避方法やより良い学習法、生産性の高い組織作りまでを、さまざまな研究に基づき解説します。
* * *
「最高に面白く、最高に怖く、最高に深い。
人間の「本当の知性」とは何か。
「東大、ハーバード大に入れるだけの人」と「各分野で超一流になれる人」の違い。
「成功する組織」と「失敗する組織」の違い。
その答えは同じ線上にある。
そして全部本書に書かれている。」
――今井むつみ氏
(『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』『学力喪失』『言語の本質』著者)
* * *
IQが高い人、有名大学を卒業している人、ナレッジワーカーの中にも、愚かな誤りを犯す人がたくさんいます。優秀で高い教育を受けた人ほど陥る「知性の罠」とは……。
◇IQが高いほど、投資の判断力が低く、破産しやすい
◇脳の仕組みからわかる「超有名大卒の人が、自己弁護ばかりする理由」
◇高い教育を受けた人ほど、陰謀論にハマって抜け出せない
◇野球では成功するスター軍団方式。企業がマネすると失敗する
◇大学進学試験の点数が高いのに、合理的に考えられない人が多数いる
心理学や認知科学の研究から「本当の知性」とは何かを解説。
真に賢くなるには、どういう姿勢で考えて、どういう角度から学べばいいのでしょうか。
【認知科学研究から判明した成果の上がりやすい学習法】
・勉強時間を分散する。
・深い思考を必要とする複雑な教科書を使う。
・学習前に事前テストで自分の理解度を把握する。
・同じ場所で勉強しない。
・勉強が終わったら、その内容を誰かに説明する。
・自分自身を折に触れてテストする。
・1つのテーマだけではなく、複数分野を混ぜて問題を作る。
・難しい問題に取り組み、複数の解き方を考える。
・間違えた原因を探ると記憶が強化される。
・「よくわかっている」と思う事柄ほど、後日覚えていないことが多いので頻繁にテストする。
詳しい活用法は本書第8章にあります!
※本書は2020年7月に日本経済新聞出版から刊行された『The Intelligence Trap(インテリジェンス・トラップ) なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか』を改題のうえ文庫化したものです。