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崩壊概論(ちくま学芸文庫 シ48-1)
E.M.シオラン
著
有田 忠郎
翻訳
発行年月 |
2025年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
350p |
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大きさ |
15cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/哲学/その他の国の哲学 |
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ISBN |
9784480512970 |
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商品コード |
1040122467 |
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NDC分類 |
139.3 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年05月4週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2025/06/28 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040122467 |
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著者紹介
E.M.シオラン(著者):E.M.シオラン(E. M. Cioran):1911-95年。ルーマニア生まれの作家、思想家。1937年パリに移り住み、後年はフランス語で数多くの著作を残した。『歴史とユートピア』によりコンバ賞を受賞。著書に『絶望のきわみで』『思想の黄昏』『告白と呪詛』(以上、紀伊國屋書店)、『敗者の祈?書』『悪しき造物主』『四つ裂きの刑』(以上、法政大学出版局)など。
有田 忠郎(翻訳):有田 忠郎(ありた・ただお):1928-2012年。九州大学大学院第二期修了。詩人、翻訳家、フランス文学者。専門はフランス詩。西南学院大学名誉教授。
内容
透徹した懐疑が矛盾の総体たる世界を熾烈なまでに問いただす。信念は解体され、拠って立つ基盤は崩壊する――。幻影の破棄と新たな幻影を希求した本書は、シオランが母語であるルーマニア語ではなくフランス語で初めて著した作品。未来に倦み、同時に言いようのない渇きに襲われながら、思想家は敗滅へと向かう人間の宿命を凝視する。繊細と皮肉、陶酔と幻滅、憤怒と倦怠、明視と錯乱……。不眠の夜々に咲いた断章群、それは、まぎれもなく現代の黙示録としてわれわれの精神に浸潤し、揺さぶりをかけるだろう。
解説 大谷 崇