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自己への物語論的接近~家族療法から社会学へ~(ちくま学芸文庫 ア50-1)
浅野 智彦
著
発行年月 |
2025年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
294p,14p |
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大きさ |
15cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/社会心理 |
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ISBN |
9784480512963 |
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商品コード |
1040122476 |
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NDC分類 |
361.4 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年05月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040122476 |
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著者紹介
浅野 智彦(著者):浅野 智彦(あさの・ともひこ):1964年、仙台市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京学芸大学教授。著書に『若者の気分 趣味縁からはじまる社会参加』(岩波書店)、『「若者」とは誰か──アイデンティティの社会学』(河出書房新社)、編著書に『検証・若者の変貌 ──失われた10年の後に』(勁草書房)などがある。
内容
「自己」とはどのように形成され、どうすれば変えられるのだろうか。実はそれは、私たちが自分自身について「物語る」ことで産み出されているのだ。そして物語がエピソードの選択・配列を伴う限り、そこからはみ出してしまうものも存在する。自己物語はそうした「語り得ないもの」(例えばトラウマ的体験)を巧妙に隠しているのであり、この隠蔽を解除する方向へと物語を書き換えることで、異なった自己を産み出すことも可能になる──。物語論を治療に用いた家族療法(物語療法)から、社会学的自己論は何を学べるか。〈物語〉をキー概念に自己の生成・変容をあざやかに読みといた刺激的論考集。