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フランス詳論(近代社会思想コレクション 38)
ボワギルベール
著
米田 昇平
翻訳
発行年月 |
2025年05月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
13p,341p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/経済学説・経済思想 |
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ISBN |
9784814005819 |
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商品コード |
1040123391 |
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NDC分類 |
331.35 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2025年06月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040123391 |
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著者紹介
米田 昇平(翻訳):1952年生まれ、専門はフランス経済思想史、下関市立大学名誉教授。主な著訳書『経済学の起源――フランス 欲望の経済思想』(京都大学学術出版会、2016年)、ムロン『商業についての政治的試論』(共訳、京都大学学術出版会、2015年)、『徳・商業・文明社会』(共著、京都大学学術出版会、2015年)、『野蛮と啓蒙――経済思想史からの接近』(共著、京都大学学術出版会、2014年)、『啓蒙と社会――文明観の変容』(共著、京都大学学術出版会、2011年)、『経済思想3 黎明期の経済学』(共著、日本経済評論社、2005年)、『欲求と秩序――18世紀フランス経済学の展開』(昭和堂、2005年)。
内容
17世紀フランスにおいて世俗化の進展を背景に、人間の活動の動機と社会の構成原理を「功利」にみる新たな見方が生み出され、富や奢侈に対する軽蔑・否認からその称賛・容認へと、価値観の大きな転換が生じる。本書の著者ボワギルベールは、このような歴史的文脈の下で、欲求・効用や消費が主導する経済世界を前提に、スミスよりも半世紀以上も早く、「レセ・フェール(自由放任)」の秩序原理を見出し、これに基づく自由主義経済学の創生に向けて画期的な一歩を踏み出した。本書は『フランス詳論』(1695年)のほか、スミス『国富論』のプロトタイプとも目される「富論」と、ケネーの先蹤とも評価される「穀物論」の2論説を収録する。いずれも経済学・経済思想の歴史上、注目に値する重要な著作である。本邦初訳。