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インテリジェンスの基礎理論(講談社学術文庫 2863)

小林 良樹  著

佐藤 優  他
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価格 \1,650(税込)         

発行年月 2025年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 339p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/現代政治・行政学
ISBN 9784065388242
商品コード 1040126202
NDC分類 391.6
基本件名 情報機関
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2025年05月3週
書評掲載誌 産経新聞 2025/06/15
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040126202

著者紹介

小林 良樹(著者):1964年生まれ。東京大学法学部卒業。 早稲田大学博士(学術)、ジョージワシントン大学修士(MIPP)、香港大学修士(MIPA)、トロント大学修士(MBA)。警察庁、外務省、内閣官房(内閣情報調査室)、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、現在、明治大学公共政策大学院特任教授。著書に、『なぜ、インテリジェンスは必要なのか』『インテリジェンスの基礎理論〔第二版〕』『テロリズムとは何か 〈恐怖〉を読み解くリテラシー』 などがある。
佐藤 優(他):1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。
同志社大学神学部卒業。同大学大学院神学研究科博士前期課程修了、神学修士。在ロシア日本大使館に勤務。
主著に、『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)、『修羅場の極意』『ケンカの流儀』『嫉妬と自己愛』などがある。

内容

テロリズム、インテリジェンス、サイバーセキュリティ等は、遠い世界のことと思いがちですが、こうした問題は意外にも私たちの日常生活とも密接に結びついています。20世紀の冷戦構造があった時代には、世界情勢の中心は米ソを軸とした二極の対立でしたが、ソ連崩壊後の世界では、民族・宗教・思想の対立が複雑化・混沌とし、テロや紛争が各地で絶え間なく起こっています。
社会の諸課題が複雑化して既存の知識や分析枠組みが通用しにくくなる中、ガバナンス的思考は今後更に重要になるでしょう。こうした領域の一端に触れることによって、ガバナンス的な思考センスを身につけるためにも有効な一冊です。
さて、インテリジェンスとは何を指すのでしょうか?
「インテリジェンスとは、『政策決定者が国家安全保障上の問題に関して判断を行うために政策決定者に提供される、情報から分析・加工された知識のプロダクト、あるいはそうしたプロダクトを生産するプロセス』のことを言う」。
この定義にしたがって、本書では、情報分析の素材となる情報の収集方法、情報の加工の方法、またその過程における有効な方法と陥りやすい誤りなど、実践的な知識を提供しています。
そして、CIAやモサド、MI6や公安などインテリジェンス機関の活動の一端についての紹介やコラムで実際の事件を扱います。インテリジェンス機関と犯罪捜査機関との相違点もあきらかにされます。
得られた情報に、分析という加工を経たプロダクトの優劣の考え方、また、ミラー・イメージング、クロス・チェックといったプロダクト生成時の問題や改善法などについても述べられます。
インテリジェンス入門として、情報収集と情報加工の教科書として、格好の入門書です。

[原本]
『インテリジェンスの基礎理論 第二版』立花書房
学術文庫に収録するにあたり、全面的に改訂した。

【目次より】
学術文庫版はしがき
第一章 インテリジェンスとは何か 定義、機能、特徴
第一章の補論
第二章 インテリジェンス・プロセス
第三章 インテリジェンス・コミュニティ ― 日米の組織
第四章 インフォメーションの収集
第五章 インフォメーションの分析
第六章 その他のインテリジェンス機能
第七章 インテリジェンスの課題 伝統的な課題から新たな課題へ
第八章 インテリジェンス組織に対する民主的統制
【巻末資料】
解説 佐藤優

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