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書評掲載

昭和的

関川夏央  著

南伸坊  イラスト
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価格 \2,420(税込)         

発行年月 2025年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 214p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784394980162
商品コード 1040146705
NDC分類 914.6
書評掲載誌 朝日新聞 2025/06/21、読売新聞 2025/06/22
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040146705

著者紹介

関川夏央(著者):作家。一九四九年新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。一九八五年『海峡を越えたホームラン』で第七回講談社ノンフィクション賞、一九九八年『「坊っちゃん」の時代』(谷口ジローと共著)で第二回手塚治虫文化賞、二〇〇一年『二葉亭四迷の明治四十一年』など明治以来の日本人の思想と行動原理を掘り下げた業績により第四回司馬遼太郎賞、二〇〇三年『昭和が明るかった頃』で第一九回講談社エッセイ賞受賞。その他の著書に『おじさんはなぜ時代小説が好きか』『子規、最後の八年』「人間晩年図巻」シリーズなど。近刊に『昭和時代回想 私説昭和史3』『司馬遼太郎の「跫音(あしおと)」』。
南伸坊(イラスト):イラストレーター・装丁デザイナー・エッセイスト。 一九四七年東京都生まれ。 東京都立工芸高等学校デザイン科卒業。美学校で木村恒久氏、赤瀬川原平氏に学ぶ。雑誌『ガロ』の編集長を経てフリー。 主な著書に『私のイラストレーション史』『ねこはい』『生きてく工夫』『あっという間』など。近著に『仙人の桃』『老後は上機嫌』(池田清彦と共著)。

内容

時は過ぎた。

「昭和的センス」から逃れられない、
時代遅れの著者のささやかな抵抗。
辛口にして味わい深い珠玉のエッセイ集。
南伸坊さんによる描き下ろしを含む絵34点も収録。

タイトルレタリング ヨコカク
ブックデザイン 赤波江春奈+日下潤一

【目次】
第一章
山田風太郎の長寿祝い
老いとはイヤなものだ
ヤクザ映画と三島由紀夫
三十年前は時代劇
『まんだら屋の良太』回想
『まんだら屋』以後の畑中純
昭和的汽車旅・電車旅
 酷暑の長い夜——野村芳太郎の『張込み』
新幹線が停まれなくなったら?——佐藤純彌『新幹線大爆破』
三島由紀夫、パリで無一文に
三島由紀夫、ニューヨークの災難
元美人革命家の半世紀
時間の氷河に五十三年
「義理人情」という思想
股旅ものと西部劇

第二章
『天国と地獄』の撮影
世界人口が二十億人だった頃
「猫の手」たちの一九七〇年代
タンゴ歌手・藤沢嵐子の最晩年
誰でも老いる、誰でもボケる
「倍速」で見てもいいですか?
ヤマザキマリと隣席の乗客
「いとしのエリー」を歌う彼
山田風太郎と黒澤明
『一番美しく』と女子挺身隊
『突然炎のごとく』と洋画の邦題
元気でね、タカハシ君
なんでも、なぜ? と考えろ。
揃いの、薄い紫色のジャケット

第三章
『秋刀魚の味』に映されたプロ野球
引退するのも大変だ¬
「発見」されたくはないね
人生はジュークボックス
「サントラ」の時代¬
「火星土地分譲予約受付証」
振り込め
60年前の「希望」
人間(じんかん)五十五年
自己証明手段のない人生
自己証明手段のない人生2
渥美風天(ふうてん)の俳句
すだれ打つ夕立聞くや老いし猫 
「坊っちゃん」の月給
石川啄木の人生の収支
非常戒厳令⁉
韓国の「左派」って何?

あとがき

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